「最後のどんでん返し」という言葉があります。
最後のどんでん返しは、映画でよくあります。
「こういう流れで話が進むのかな」と思いきや、最後に意外な真実が明かされ、状況が一変します。
「負けるのが確実」という場面で、奇跡が起こって、勝利を収めます。
主人公が絶体絶命のピンチに陥ったとき、奇跡的な展開があって、美しい終わり方をします。
まさしく「話がひっくり返る」という状況があって、度肝を抜かれます。
これが映画の面白いところです。
絶望的だった状況に一筋の光が見え、面白い展開を見せるのです。
ここで大切なことがあります。
最後のどんでん返しは、映画だけの話ではありません。
人生にも起こりうる話です。
最後のどんでん返しは、人生でも起こります。
途中で「勝てない」とわかっても、簡単に諦めないでください。
途中で展開が読めても「こうだ」と決めつけないでください。
状況が不利であろうと、先の展開が読めていようと、最後までやり遂げましょう。
どん底であろうと絶望的な状況であろうと諦めないでください。
最後のどんでん返しがあるかもしれないからです。
最後のどんでん返しには、ある特徴があります。
「最後にある」ということです。
当たり前のことですが、これは重要なポイントです。
最後のどんでん返しは、その名のとおり「最後に起こるもの」と決まっています。
途中で諦めたら、どんでん返しはありません。
最後まで行かなければ巡り会うことはありません。
流れが読めたからといって、すぐ決めつけないことです。
うまくいきそうにないからといって、すぐ諦めないことです。
途中で止めたり諦めたりすれば、最後までいけません。
中断すれば、最後のどんでん返しに巡り会う可能性もゼロです。
もちろん最後までいけば、必ずどんでん返しがあるとは限りません。
何も起こらないままで終わることもあるでしょう。
1つ言えることは「最後まで行かなければ、最後のどんでん返しも確実にない」ということです。
最後のどんでん返しを信じましょう。
最後のどんでん返しを起こしたいなら、途中で諦めず、最後まで到達してください。
遅くなってもいいので、最後まで全うしましょう。
下手でも不器用でもいいので、最後まで全力を尽くしましょう。
仕事の調子が悪くても、途中で投げ出さず、最後までやり遂げましょう。
「もう1つ、もう1回、もう1歩」を繰り返しながら、少しずつ進んでいくことです。
そうすれば、最後のどんでん返しに巡り会う確率が高まります。
一番の感動シーンは最後にあります。
「最後に何か素晴らしいことがある」と信じることです。
最後のどんでん返しは、全うした人だけが手に入れる奇跡です。