交流会に出席する機会があるでしょう。
交流会では、知っている人もいれば、知らない人もいます。
むしろ知らない人のほうが多いでしょう。
このとき、知り合い同士で固まっていませんか。
知らない人が大勢いるところに行くのは、どきどき緊張して勇気がいるもの。
わくわくする気持ちがある一方、知らない人がいるのでどきどきする気持ちもあります。
知らない人とたくさんいればいるほど、どきどき緊張して落ち着かないため、知り合い同士で固まりたくなるでしょう。
しかし、知り合い同士で固まっているなら、要チェックです。
わざわざ交流会に出席している意味がありません。
知り合い同士で固まっていると、壁ができてしまい、ほかの人から話しかけてもらえなくなります。
交流会は、出会いの場です。
新しい人とのつながりを作る場です。
知り合い同士は、すでにつながりができています。
交流も普段から十分できています。
知り合い同士で仲良くなるなら、別の機会でもできます。
知り合い同士で固まって円陣を組んでいる様子は、もはや派閥集団そのものです。
周りの人にお尻を向けていると「私たちに話しかけないでほしい」と誤解されてしまいます。
仲良しグループを演出したいのかもしれませんが、余計な壁ができてしまい、かえって出会いを遠ざけるだけです。
こういう人に限って「交流会に行ったものの、出会いがなくて無駄だった」と不満を漏らします。
知り合い同士で固まっているのですから、出会いがなくて当然です。
交流会では、知らない人に声をかけていくのがマナーです。
そのためのイベントであり、それが許されるチャンスです。
照れや緊張があるかもしれませんが、オープンな場ですから、どんどん知らない人に話しかけていきましょう。
もし恥ずかしい気持ちが出てきたら、自分にむちを打ってください。
「子どもではないのだから、いい大人が知り合い同士で固まってどうする!」と自分に言い聞かせ、勇気を振り絞ることです。
知り合い同士で固まるのは、子どものすることです。
大人なら、勇気を出して知らない人と接していきましょう。
「知らない人といると落ち着かない」
そうした不安もありますが「そもそも落ち着かないのが普通」と思うことです。
交流会のメインは、知り合いとの交流ではありません。
知らない人との交流です。
知り合いとの交流は、サブと考えてください。
知り合いがいれば、挨拶くらいで済ませるのがいいでしょう。
交流会という機会自体が貴重なのですから、しっかり生かすことです。
「何から話しかけていいかわからない」
そう心配する人もいるかもしれませんが、何でもいいのです。
変にかっこつけず、自然体で話しかけてみます。
同じ職場であれば「初めまして。どちらの部署ですか」という一言でもいいでしょう。
会社が別々なら「今日は大勢いらっしゃってますね」という会話から始めてみるのも悪くありません。
完全に初対面の相手なら「○○と申します。ときどきお見かけしています」という一言でもいいでしょう。
立食形式なら「このワインがおいしい」「このフルーツがおいしそうですね」など、食事ネタから話しかけてみるのもOKです。
たわいない一言から話しかければいいのです。
そこから自然と会話が広がります。