靴ひものある靴とない靴。
履きやすさ・脱ぎやすさで考えるなら、靴ひものない靴のほうが楽でしょう。
一方、靴ひものある靴は、履くときも脱ぐときも少し手間がかかります。
いちいち靴ひもを結んだりほどいたりする必要があります。
靴ひもを触らずに履くこともできますが、靴にしわが寄ったり履きにくかったりします。
きちんと足にフィットさせるためには、一度かがんで靴ひもを結ぶことが必要です。
結んだりほどいたりするのを繰り返すのは、手間に感じる人が多いでしょう。
靴ひもを結ぶのが面倒に感じるなら、考え方を変えましょう。
「靴ひもを結んでいる」と考えるのではありません。
「気合を入れている」と考えるのです。
きゅっと靴ひもを結ぶ瞬間は、見方によって「気合を入れている」と考えることができます。
靴ひもがきゅっと引き締まる様子は、気持ちがきゅっと引き締まる様子と重なります。
心を引き締めるように靴ひもを結べば、上手に気合を入れることができるでしょう。
そういう意味で、靴ひものある靴は「気合の入れやすい靴」と考えることもできます。
靴ひもを結ぶ手間暇がかかるのはデメリットに思えますが、考え方によっては、立派なメリット。
気合を入れたいなら、あえて靴ひものある靴を選ぶのも悪くありません。
さあ、今日も靴ひもを結ぼうではありませんか。
靴を履くときは、きちんと靴ひもを結びましょう。
靴ひもを結んでいるのではありません。
気合を入れているのです。
きれいに結べば、足元も美しくなります。
靴ひもを結んで気合が入れば、力強い足取りで行動できるでしょう。