宇宙の歴史に比べれば、人生は一瞬です。
私たちは、自分たちの寿命を基準にして、時間の長さを考える傾向があります。
しかし、私たちが生まれたときから、人類が始まっているわけではありません。
自分が生まれたのは親のおかげであり、親が生まれたのは地球のおかげです。
地球が生まれたのは銀河系のおかげです。
私たちの誕生の起源をずっと遡ると、最終的には、宇宙の誕生が発端になります。
宇宙の誕生を起点にして時間を考えると、時間感覚は変わります。
最新の研究によると、宇宙の年齢は、138億年と言われます。
わかりやすくするために、宇宙の歴史全体を1年に例えてみましょう。
宇宙の誕生が、1月1日。
銀河系の誕生が、1月11日。
地球の誕生が、8月31日。
人類の誕生が、12月31日23時37分。
キリストの誕生が、12月31日23時59分56秒。
宇宙の歴史から見れば、人類が誕生して、まだ4時間ほどです。
始まったばかりです。
では、人の一生は、どのくらいになるのでしょうか。
なんと、0.1秒です。
人生は80年と言いますが、宇宙の歴史から見ると、一瞬です。
人の一生は長いと言いますが、実は一瞬です。
人生は、短いです。
宇宙から見ると、私たちは、一瞬の中で生きています。
1日1日を大切にするというより、一瞬一瞬を大切にしましょう。