アイデアを出すとき、集めた資料を眺めていきます。
アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせです。
「この組み合わせはどうだろうか」と、頭の中で想像を膨らましながら、あれこれ組み合わせていきます。
このとき、短所や欠点に注目していませんか。
つまらないところ、暗いところ、醜いところ、不便なところ、不十分なところ。
短所や欠点のほうが目立って見えるため、つい注目してしまいがちです。
粗探しをする癖のある人なら、無意識に見つけようとしているかもしれません。
しかし、短所や欠点に注目するのはよくありません。
ネガティブな点に注目していると、想像力・発想力のブレーキになります。
頭の回転も悪くなり、想像や発想を膨らませる力が弱くなる。
だんだん暗い気持ちになっていき、テンションも下がっていくでしょう。
短所や欠点に注目すると、アイデアが出にくくなるのです。
目立って仕方ないときもありますが、できるだけ短所や欠点は見ないようにしましょう。
心がけるなら、逆を意識しましょう。
短所や欠点ではなく、長所や美点に注目するのです。
面白いところ、明るいところ、美しいところ、便利なところ、感動的なところ。
どんなことにも、長所や美点はあります。
短所や欠点の塊に見えても、じっくり観察すれば、長所や美点が1つくらいはあるでしょう。
長所や美点に注目すると、ポジティブな刺激を受け、想像力や発想力のアクセルになります。
素晴らしいところを見ていると、だんだん明るい気持ちになっていくでしょう。
ポジティブな気持ちが強くなると、想像や発想を膨らませる力も強くなります。
「素晴らしいアイデアを出すぞ」という気持ちが高まり、テンションが上がって、頭の回転もよくなります。
長所や美点に注目すると、アイデアが出やすくなるのです。
人付き合いをスムーズにするコツとして知られていますが、アイデア発想をスムーズにするときにも有効です。