執筆者:水口貴博

発想力を鍛える30の方法

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「なぜ」は、発想力を鍛える魔法の言葉。

「なぜ」は、発想力を鍛える魔法の言葉。 | 発想力を鍛える30の方法

発想力を鍛える魔法の言葉があります。

「なぜ」です。

身の回りで疑問に思うことがあれば「なぜ」と問いかけ、自分なりに理由を考えてみましょう。

「なぜ」と問いかけ、理由を考えることは、発想力を鍛えるトレーニングになります。

「なぜ」と問いかけるとき、いろいろな可能性を探ることになります。

自分の知識と経験を総動員して、最大限に想像力・発想力を働かせながら考えることになります。

学校の問題とは違って、はっきり回答が準備されているわけではありませんが、だからこそ面白い。

このとき、頭の中でさまざまな想像をすることになり、発想力を鍛えることができます。

「面倒くさい」「考えても仕方ない」と思うかもしれませんが、堅苦しく考える必要はありません。

大切なのは「遊び心」です。

遊び心を持って、ゲーム感覚で取り組めば、理由を考えることが楽しくなるでしょう。

たとえば、癒し系グッズが女性に流行している社会現象があるとします。

「流行だから」の一言で片付けてしまいがちですが、きちんと理由を考えてみます。

「なぜ癒し系グッズが女性に流行しているのだろうか」

「ストレスをためている女性が増えているせいではないか」

「なぜストレスをためている女性が増えているのだろう」

「以前より女性の社会進出が目立っているせいではないか」

「なぜ、女性の社会進出が目立っているのだろう」

「所得が下がって、共働きが増えているせいではないか」

「なぜ」を繰り返すことで原因を掘り下げることができ、現象の本質を深めていけます。

自分の頭だけでわからなければ、周りの女性たちに理由を聞いてみるのも悪くありません。

生の声を聞くことで、ヒントや手がかりがつかめるでしょう。

自分が思っていた理由とは違って、新しい発見があるかもしれません。

自宅の近くに繁盛している飲食店があるとします。

「いつもお客さんが多いな」で終わらせてしまいそうですが、きちんと理由を考えてみます。

「なぜ繁盛しているのだろうか」

「お店に入りやすいせいだろう」

「なぜお店に入りやすいのだろう」

「明るく開放的な雰囲気があるせいだろう」

「なぜ明るく開放的な雰囲気があるのだろう」

「外から店内が見えるようになっていて、安心感があるせいだろう」

要因が1つとは限りません。

複数の要因が同時に絡んでいることもあります。

あらゆる可能性を探ってみることで、発想力が鍛えられます。

実際にそのお店で飲食してみると、感覚として、自分なりにヒントがつかめるでしょう。

本当にそれが正解であるかどうかはわかりませんが、発想を膨らませて考えることが大切です。

遊び心を持って理由を考えていけば、考えること自体が遊びになります。

「なぜ」という問いかけで深く追求することは、発想力のトレーニングになるだけではありません。

社会や世の中も仕組みを理解することにもつながります。

「なぜ」を繰り返すことで見えてきた本質は、自分の仕事に生かせることもあるでしょう。

「なぜ」は、発想力を鍛える魔法の言葉なのです。

発想力を鍛える方法(19)
  • 「なぜ」という問いかけを繰り返し、本質を追究していく。
発想力があるから、創作活動をするのではない。
創作活動をするから、発想力が鍛えられる。

発想力を鍛える30の方法

  1. 発想力は、すべての社会人に必要なスキル。
  2. 発想力とは何か。
  3. 大人になった今こそ、発想力を鍛える適齢期。
  4. 気力・体力・精神力には、限界がある。
    思考力・想像力・発想力には、限界がない。
  5. 発想力を鍛えるのに、力を入れて頑張る必要はない。
    力を抜いて、遊び心を爆発させる。
  6. 知識と経験を増やすことは、発想力を鍛えることにつながる。
  7. バスや電車は、発想力を鍛えるトレーニング場。
  8. 通勤経路を変えると、発想力が刺激される。
  9. 漫画や小説で、別シナリオや後日談を考えてみる。
  10. 忙しいからアイデアが出ないということはない。
    暇だからアイデアが出るということもない。
  11. 仕事本番を練習代わりにしていい。
    仕事上の課題は、発想力を鍛える絶好の題材。
  12. 普通に考えるだけでは、アイデアは出ない。
    徹底的に考え抜いてこそ、アイデアが出る。
  13. 集中して考えるのは大切。
    リラックスして考えるのはもっと大切。
  14. 持ち物にニックネームをつけて、発想力と愛着を手に入れよう。
  15. あえて興味関心のないことに取り組んでみよう。
  16. 制限時間を設けると、アイデアが出やすくなる。
    適度なタイムプレッシャーは、頭の回転を促してくれる。
  17. 険しい表情をしていては、いい発想はできない。
    にこにこ明るい表情をしているから、発想力が高まる。
  18. 連想ゲームは、発想力を鍛えるトレーニング。
  19. 「なぜ」は、発想力を鍛える魔法の言葉。
  20. 発想力があるから、創作活動をするのではない。
    創作活動をするから、発想力が鍛えられる。
  21. 類義語辞典は、発想力を鍛える教科書。
  22. 複数の仕事に携わることで、アイデア発想が加速する。
  23. 短所や欠点に注目すると、アイデアが出にくくなる。
    長所や美点に注目すると、アイデアが出やすくなる。
  24. 想像力と発想力の違いとは。
  25. 社会貢献のイメージが、アイデア発想を加速させる。
  26. アイデア発想が脱線したとき、どうするか。
  27. 諦めやすい人は、発想力を鍛えられない。
    粘り強い人が、発想力を鍛えられる。
  28. お酒とコーヒーは、アイデア発想をスムーズにする飲み物。
  29. 発想力に自信があれば、堂々と履歴書に書いていい。
  30. 一番大切なのは、実際に取り組み、継続すること。

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