「自分はダメ人間だから幸せになれない」
自分の低い存在価値を嘆いていませんか。
平均より大きく劣っていることがあると、思いどおりにいかないことも多いでしょう。
知識が少ないと、世の中のことがわからず、苦労することが多くなります。
能力が低いと、周りに迷惑をかけることも多いでしょう。
物覚えが悪いと、仕事で怒られることも増えるでしょう。
コミュニケーション能力が低いと、スムーズな人付き合いが難しくなります。
障害があると、不便が多くなります。
ダメなところがいくつもあると、劣等感やコンプレックスもひとしお大きくなる。
自分に「ダメ人間」というレッテルを貼りたくなるかもしれません。
しかし、ダメ人間だからといって、幸せになれないと決まったわけではありません。
できないことが多いだけのこと。
平均より劣っていることがあるだけのこと。
ダメ人間とはいえ、重大な罪を犯したわけではないはずです。
なぜ、ダメ人間と感じてしまうのか。
それは「人と比べること」にあります。
そもそも人と比べるのがよくありません。
人と比べると、どうしても自分の悪いところが目立って見えるようになります。
「ダメ人間」というレッテルは、他人と比べることで生まれる思い込みにすぎません。
ネガティブなレッテルを自分に貼ったところで、ますます卑屈になるだけで、何の役にも立ちません。
人と比べるのはやめましょう。
人は人であり、自分は自分です。
人の数だけ個性も特徴も存在するため、幸せの道も人それぞれです。
幸せになるために何が必要なのか。
幸せになるために必要なのは「自分らしい生き方」です。
自分の個性と魅力を発揮して、自分らしく輝いて生きることが、幸せにつながる道です。
他人と能力争いをしても、ストレスとやっかみが増えるだけ。
誰かと比較するのではなく、自分らしく生きられればいいだけです。
できないことはできる人に任せましょう。
何でもできる万能人間を目指す必要はありません。
自分にできないことではなく、できることを考えましょう。
劣っているところがあるなら、秀でているところもあるはずです。
不得意を直すより、得意を伸ばしましょう。
不得意は放置して、得意に集中したほうが、効率よく才能を伸ばせます。
コミュニケーション能力が低いなら、コミュニケーションを必要としない仕事をすればいい。
世の中には、オフラインの仕事だけでなく、オンラインの仕事もあります。
話すのが苦手なら書けばいい。
人に会わなくていい仕事もたくさんあります。
知恵を振り絞れば、回避策や代替策はあるはずです。
障害があるから、不幸が決まったわけではありません。
障害は、恨むのではなく、生かしましょう。
障害があって、不便は多いかもしれませんが、不便なりにできることがあるでしょう。
不便なりの生き方もあるはずです。
障害を生かした生き方をすれば「健常者にはできない何か」を達成できるはずです。
ダメ人間だからといって、幸せになれないと決まったわけではありません。
ダメ人間でも、人生を華やかにできます。
ダメ人間でも、幸せになれるのです。