失敗したとき、どうするか。
ここは、成功に関わる大切なポイントです。
普通は、失敗したら中断することが多いでしょう。
いったん仕事を中断して、反省して、原因を探ります。
原因が判明すれば、改善します。
問題ないことが確認できれば、再開です。
失敗したら、興奮や混乱を抑えるためにも、とりあえず中断することが多いでしょう。
失敗したときの対応としては一般的であり、最も行儀のよい対応です。
誰が見ても「正しい」「適切」「当たり前」と思うでしょう。
しかし、成功できない原因は、ここなのです。
失敗して中断したら、勢いが失われます。
せっかく調子が出ていたのに、途中で止めてしまうのはもったいない。
一度中断すると、再び勢いを出すのに苦労します。
いちいち中断するなんて、何とかったるい話なのでしょう。
失敗するたびに中断して反省と改善を繰り返していると、なかなか前に進めません。
行儀のよい対応かもしれませんが、成功するのに時間がかかりすぎる。
夢を叶える前に、年齢を重ねて、人生が終わってしまうでしょう。
いくら行儀がよくても、時間がかかりすぎると、かえって成功を遠ざけるのです。
では、どうするか。
失敗して中断するのではありません。
勢いに変えて継続するのです。
「ついでにもう1回失敗してやる」と意気込みましょう。
1回失敗すれば、2回も3回も同じようなもの。
開き直って、ついでにもう1回失敗をするつもりで、そのまま続けます。
調子と勢いは、いつでも出せるものではありません。
調子と勢いは、できるだけ維持することが大切です。
「ついでにもう1回失敗してやる」と開き直れば、失敗を勢いに変えることができます。
そうすれば、減速をしないで進み続けることができます。
むしろ加速に変えることができます。
勢いを保つことで、くよくよしないで済むメリットもあります。
忙しくしていれば、とりあえず泣く暇も落ち込む暇もありません。
高いテンションを維持したまま、次の仕事に着手できます。
反省と改善は進みながらしましょう。
反省と改善は、わざわざ中断しなくても、進みながらすればいいことです。
「それはできない」と思うかもしれませんが、今までやったことがないからしようとしないだけです。
やってみれば、意外とできます。
普通のことを普通にしているだけでは成功できない。
最初はできなくても、慣れてくればできるようになります。
成功するには、非常識な行動パターンが必要です。
本気で成功したいなら、失敗を勢いに変える技術が大切です。