「ついてない」
そんな口癖はありませんか。
日常生活の中では、運の悪い出来事に遭遇することがあります。
不運な出来事があると、神経が高ぶって「ついてない」と言いそうになります。
たしかに不運な出来事があったのは事実かもしれませんが、ここは大切なポイントです。
「ついてない」と言ってはいけません。
「ついてない」と言えば言うほど、心がネガティブに傾いてしまうからです。
「ついてない」と言ってしまうと「自分は不幸な人間」と言い聞かせることになります。
つまり、自分で自分を洗脳することになる。
テンションが下がっていき、気分が悪くなります。
どんどんネガティブな気分が助長され、ますます不運がやってくるようになります。
「ついてない」という口癖があると、普通の出来事すら、悪い出来事として感じるようになります。
「ついてない」と言ったところで、いいことは1つもありません。
心が卑屈になり、物事の受け止め方が悪くなり、自分にとって何もかもネガティブに感じ始めるのです。
たしかに不運があったのかもしれませんが、人生全体で考えてみてください。
ついていないときもありますが、逆についているときもあるはずです。
人生全体で見ると、幸運と不運の数は同じくらいです。
たまたまそのときついてない出来事があっただけで、別のタイミングでは幸運に恵まれます。
そのときはついてない出来事に感じても、後になって役立ったりプラスになったりすることがあるでしょう。
ついてない出来事があっても「ついていない」と言葉にしないことです。
言うだけでなく、思うのもやめておくのが賢明です。
怒らない、憎まない、恨まない。
ついてない出来事があったときは「仕方ない」「こういうときもある」と考えるのが一番です。
あえて深く考えず、さらりと流してしまいましょう。
心も体もしっかり前を向くことで、気持ちの切り替えも早くなります。