執筆者:水口貴博

小さなことにくよくよしない30の方法

28

過去と未来を考えるとき、ストレスを感じる。

過去と未来を考えるとき、ストレスを感じる。 | 小さなことにくよくよしない30の方法

どんなときに、人はストレスを感じるのか。

それは、過去と未来について考えるとき、ストレスを感じます。

過去について考えると、未練が出てきて、後悔が始まります。

「どうしてあんなことをしたのだろう」

「あのとき、こうしておけばよかった」

「過去に戻ってやり直したい」

過去を考えると、くよくよします。

だんだん気持ちが沈んできて、過去を悔やむ気持ちがエスカレートします。

そしてストレスを感じます。

逆もあります。

私たちは未来を考えたときも、ストレスを感じます。

未来について考えると、不安と恐怖が出てきて、落ち着かなくなります。

「もし仕事を失ったらどうしよう」

「もしお金がなくなったらどうしよう」

「怖い。嫌だ。逃げたい」

まだ起こっていないことを勝手に妄想を膨らませ、あれこれ思い悩み始めます。

もちろん未来にわくわくすることもありますが、それはあくまでポジティブな未来を考えるときです。

もともと人は危険を避ける本能があるため、未来について考えるとき、まず危険な場面を想像しがちです。

明るい未来をしっかり意識できていればいいですが、うっかり暗い未来を考えてしまうと、ネガティブな妄想が膨らみます。

暗い未来を考えると、失望と絶望が頭で渦巻き、ストレスになります。

生きているのは現在でも、頭の中の世界で生きているのは過去や未来になっています。

生きている時間軸がずれ、摩擦が生じます。

過去や未来をくよくよ考えていると、余計なストレスを感じてしまいます。

こうした精神的なストレスは、肉体的なストレスとは違って厄介です。

簡単に解消できず、心の奥深くまで突き刺さり、気持ち悪い疲れに発展します。

もう過去や未来について考えません。

タイムマシンに乗って、過去に戻ることはできません。

魔法の水晶を使っても、未来の様子をのぞくことはできません。

現在に集中するのです。

あなたが生きているのは、あくまで現在。

今やるべきことに着手しましょう。

今に集中して、今を生きましょう。

よそ見をせず、目の前の仕事に集中します。

ベストを尽くし、自分にできることはすべてやり尽くしましょう。

そうすれば、過去や未来の妄想に振り回されなくなり、余計なストレスを感じなくなります。

もちろん現在に集中してもストレスを感じることはありますが、少なくとも気持ちのいい健全なストレスです。

現在に集中しているので、最高の仕事も発揮できるでしょう。

結果として、素晴らしい未来が切り開けるのです。

小さなことにくよくよしない方法(28)
  • むやみに過去や未来を考えず、現在に集中する。
無駄は、20パーセントまで許容範囲。

小さなことにくよくよしない30の方法

  1. 過ぎ去った過去にくよくよするな。
    これからの未来にわくわくしろ。
  2. くよくよする暇があるなら、仕事をしよう。
    仕事をすることが、くよくよから抜け出す近道。
  3. 叱ってくる相手は、嫌な人に化けた神様。
  4. トラブルを乗り越えやすくなる魔法の呪文。
    「大丈夫。
    大したことない。
    いつものこと」
  5. 忙しいときの表情が、あなたの未来を決める。
  6. 成長が遅いのではない。
    着実に力を身につけているのだ。
  7. 人間関係が嫌になれば、切るのではなく、距離を置く。
  8. 悩んでいるのは、成長している証拠。
    悩まなくなったら、成長が止まっている証拠。
  9. 嬉しいこと・楽しいことだけが人生ではない。
    苦しいこと・悲しいことも人生。
  10. 足を踏まれたときの態度が大切。
  11. 昨日しなかったことを後悔するな。
    くよくよするくらいなら、今日の仕事に取り組もう。
  12. 小さなけがをしたら喜ぼう。
    大けがでなくてよかった。
  13. 明るい性格だから、明るい場所に行くのではない。
    明るい場所に行くから、明るい性格になる。
  14. 遠回りをすることになったら、こう考えよう。
    「いい運動になる」
  15. 急なトラブルが発生したら、こう考えよう。
    「神様が作ったジェットコースター」。
  16. 「最悪だ」と騒いでいると、本当に最悪になる。
    「大丈夫」と笑っていると、本当に大丈夫になる。
  17. 知らないことは恥ずかしくない。
    「知らない」と言えないこと、知ろうとしないことが恥ずかしいのだ。
  18. 失敗して中断するのではない。
    勢いに変えて継続するのだ。
  19. 嫌なことを思い出すときのお約束は、不快感を引きずらないこと。
  20. 体が傷ついたときは「痛いの痛いの、飛んで行け!」。
    心が傷ついたときも「痛いの痛いの、飛んで行け!」。
  21. 「ついてない」と言ってはいけない。
  22. アンチとは、真面目に向き合わず、とことん無視するのが一番。
  23. 話が平行線になったらどうするか。
  24. 「そんなの常識だよ」と言う人が、一番常識をわかっていない。
  25. タクシーに無視されたときは、こう考えよう。
    「乗らなくてよかった」
  26. 何度も同じことを聞かれたら「心を大きくするチャンス」と考える。
  27. チャンスに恵まれない時期は「チャンスをつかむための準備期間」と考える。
  28. 過去と未来を考えるとき、ストレスを感じる。
  29. 無駄は、20パーセントまで許容範囲。
  30. 負けても、くよくよしない。
    勝っても、偉そうにしない。

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