トラブルのとき、どんな言葉を口にするか。
ここで、人生の運命の分かれ道です。
トラブルが起こったとき「最悪」と騒ぐ人がいます。
何かトラブルが起こると、すぐ「最悪、最悪」と騒ぎ立てます。
深刻なトラブルが起こっているのかと思いきや、そうとも限りません。
小さなトラブルが起こっても「最悪」と騒ぎます。
トラブルの度合いは関係なく、口癖になっています。
別に気にする必要はないように思えますが、ただの口癖とはいえ悪影響があります。
最悪とは「最も悪い状態」を意味する言葉です。
本人は軽い気持ちで言っているかもしれませんが、安易な使い方はよくありません。
自分で発した言葉は、自分の耳で聞くことになります。
暗い声でネガティブな言葉を発すると、暗い響きと暗い言葉を聞くことになります。
「最悪」という口癖があると、マイナスの自己暗示が働き、どんどん気持ちが暗くなります。
心の闇が広がって、ネガティブ思考がエスカレートする。
「最悪」と騒いでいると、本当に最悪になってしまうのです。
冗談半分であっても、言わないほうがいいでしょう。
少なくとも、ポジティブな言葉ではありません。
騒いだところで、余計に苦しくなるだけ。
ちょっとしたことで、すぐ「最悪」と騒いでいると、小さなトラブルでも大きく感じてしまいます。
最悪と騒いでいると、どんどん体が重くなって、ため息ばかり出るようになります。
トラブルのとき、心がけたい言葉があります。
「大丈夫」という一言です。
トラブルが起こったら、にこにこしながら「大丈夫」と言いましょう。
たとえ深刻なピンチのときでも、笑顔で「大丈夫」と言っておけばいい。
大丈夫とは「問題ない」「乗り越えられる」「心配はない」という意味です。
「大丈夫」と言っていると、プラスの自己暗示が働き、本当に大丈夫であるように思えてきます。
自分に「大丈夫」と言い聞かせることで、興奮が落ち着き、冷静を取り戻せます。
心が安定して、平常心を取り戻せます。
失いかけていた余裕が戻り、心の器も大きくなります。
笑顔になっていると、心が上向いて、気持ちも明るくなってきます。
「大丈夫」と笑っていると、本当に大丈夫になるのです。
ピンチのときこそ「大丈夫」という言葉が有効です。
たとえ最悪の状況でも「大丈夫」と言うことが大切です。
あなたをピンチから救うおまじないなのです。