睡眠時間を自慢していませんか。
ときどき睡眠時間の短さを自慢する人がいます。
「昨日は3時間しか寝ていない」
「今週の平均睡眠時間は、4時間くらいかな」
「寝不足だけど、今日も体にむちを打って頑張っているよ」
げっそりした表情で、自慢げに語ります。
目の下にくまができていて、表情には覇気がなく、顔色は青白い。
いかに自分が頑張っているのか、相手にアピールします。
たしかに睡眠時間が短ければ「頑張っている感」は出るでしょう。
繁忙期で仕事が忙しい時期だと、どうしても睡眠時間が短くなることもあります。
睡眠時間が短くなるにつれて、起きている時間が長くなるため、生産性も向上するような気がします。
「すごいね」「頑張っているね」と認められたい気持ちがあると、睡眠時間の短さを自慢しがちです。
しかし、本当に自慢になっているかどうかは疑問です。
睡眠時間が短くなると寝不足の影響で、頭の回転が悪くなります。
なかなか集中力が発揮できず、仕事の生産性が低下します。
新陳代謝が衰えて、肌も荒れやすくなります。
ストレスもためてしまい、健康にもよくありません。
いくら起きている時間が長くても、実際はぼうっとしている時間が長いだけなら要注意。
どんなに睡眠時間が短くても、日中にろくな活動ができていないなら、意味がないのです。
睡眠時間の短さを自慢したところで、実は自慢になっていないと気づくことです。
自慢の空回りしかなっていないのです。
では、本当に自慢できることは何か。
睡眠時間の短さを自慢するのではありません。
起きている時間の集中力と生産性を自慢するのです。
「起きている時間に、どれだけ集中ができ、どれだけ仕事をこなせたか」
ここが重要なポイントです。
一番大切なのは、高い集中力を発揮でき、多くの仕事をこなすことです。
集中力と生産性を発揮できてこそ、質の高い仕事が実現できます。
集中力と生産性を自慢すれば、周りから「すごい」「素晴らしい」と褒められるでしょう。
あくまで結果を出すことが重要ですから、こだわるなら、睡眠時間の短さではなく、集中力と生産性です。
起きている時間の集中力と生産性に注目してください。
寝不足のせいで集中力と生産性に悪影響が出ているなら、もっと睡眠時間を確保しましょう。
周りに睡眠時間の短さを自慢する人がいても、無視することです。
自慢するなら、睡眠時間の短さより、起きている時間の集中力と生産性です。
高い集中力と生産性を発揮できているほうが上手な生き方です。
起きている時間の集中力と生産性を発揮できてこそ、本当の自慢になります。