仲直りの話し合いでは、冗談やジョークは不要です。
照れや緊張があるのは、まだいいのです。
照れや緊張は、冗談でもジョークでもないため、悪印象はありません。
むしろ真剣になっていることがわかるため、好印象につながりやすいでしょう。
しかし、冗談やジョークはいただけません。
冗談を言いながら謝る。
ジョークを交えながら誤解を解く。
これではせっかくの仲直りも台無しです。
仲直りは、2人の将来を決める大事な場面。
大切な場面で不誠実な言動は不適切です。
仲直りの話し合いで心がけたいのは「真面目な態度」です。
余計な笑顔は見せず、神妙な面持ちで話をします。
謝るにせよ誤解を解くにせよ、誠実な態度で話すことが大切です。
真面目な態度があると、謝罪の言葉に重みが出て、相手の心を動かします。
たとえば、謝罪の言葉を伝えるとします。
謝罪の言葉は同じでも、冗談交じりで言うのと、真面目に言うのとでは、印象が違います。
どれだけ謝罪の言葉がきれいであっても、へらへらしながら言われると、相手は納得しないでしょう。
場合によっては、かえって怒らせるかもしれません。
一方、謝罪の言葉が少し雑であっても、誠実と本気が感じられるなら、相手は重く受け止めてくれるでしょう。
真面目に言ったほうが、誠実と本気の気持ちがしっかり伝わります。
「何を言うか」より「どう言うか」です。
仲直りといえば「言葉」に注意が向きがちですが、実際にもっと大切なのは「態度」です。
仲直りでは、言葉より態度のほうがはるかに重要です。
真面目に伝えることで、謝罪の言葉に反省が込められ、仲直りが円滑に進みます。