執筆者:水口貴博

同棲がうまくいく30のルール

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家事の役割分担を決めるときの5つのポイント。

家事の役割分担を決めるときの5つのポイント。 | 同棲がうまくいく30のルール

家事を決めるときは、何を基準にしますか。

2人で話し合って決めるのが基本ですが、大変なときもあります。

初めての同棲なら、役割分担の基準や要領がわからず、話し合いが難航する場合も少なくありません。

おみくじやじゃんけんで適当に決めるのもいいですが、そぐわない場面もあるでしょう。

運や偶然で決めると、不自然に偏ることもあります。

苦手なことでも多少克服してもらう必要はありますが、得手不得手が関係していることは限界もあるでしょう。

そこで、家事の役割分担を決めるときは、次の5つのポイントを参考にしてみてください。

(ポイント1)
得意・不得意を尊重する

人には誰でも、得意・不得意が存在します。

家事の役割分担するとき、得意不得意を基準にした決め方がいいでしょう。

たとえば、料理の得意な人が炊事を担当したり、きれい好きの人が掃除を担当したりなどです。

自分の性格や特徴に合っていることなら、取り組むのも楽になります。

(ポイント2)
古い考えで決め付けない

「生活費は男が出すものだ」「家事は女がするものだ」など、古い考えで決め付けるのはよくありません。

同棲に関するお金も仕事も、2人に関係した事情です。

古い考えにとらわれず、多少の偏りはあってもいいので、できるだけ2人で協力することが大切です。

(ポイント3)
忙しさによって微調整する

忙しさは時期によって変動します。

たとえば、自分が繁忙期で忙しくなるときなら、パートナーに家事を手伝ってもらいます。

逆にパートナーが繁忙期で家事をする余裕がないときは、できるだけ手伝うようにします。

仕事に忙殺される日々では、家事に手が回らなくて当然です。

役割分担は絶対ではなく、あくまで基本とし、忙しさに応じて助けたり助けてもらったりするのがいいでしょう。

家事の仕事量をまったく同じにするのは難しいですが、大切なのは助け合いです。

状況に応じて臨機応変に微調整を行うことで、愛の感じられる助け合いが実現できます。

(ポイント4)
一緒に家事をする機会を作る

家事の役割分担を個別に設定するのもいいですが、2人の行動がばらばらになってしまいます。

そこで、2人で家事をする機会をいくつか作りましょう。

たとえば、2人で料理を作る時間です。

一緒に協力しながら食事をすると、結束や一体感を高める機会になるでしょう。

2人が協力して作った料理も、いつも以上においしく感じられるはずです。

2人で買い物に行くのもよい機会です。

「これがほしい」「おいしそうだね」など、2人で仲良く話しながら食材を選ぶのは、デートのような楽しい時間になるでしょう。

一緒に選んだ食材で作った料理なら、いっそうおいしく感じられるはずです。

(ポイント5)
曜日ごとに担当を変えるより、仕事ごとに担当を決めるのが無難

同棲で役割分担を決める際、2つのパターンがあります。

  1. 曜日ごとに担当を変えるパターン
  1. 仕事ごとに担当を決めるパターン

もちろん2人が話し合って決めればいいのですが、基本的な考え方があります。

事情がなければ、役割分担は、曜日ごとに担当を変えるより、仕事ごとに担当を決めるのが無難です。

つまり、曜日単位より仕事単位です。

曜日ごとに担当を変えるのもいいですが、毎日「今日は何曜日だろうか」という確認の手間が増えます。

家事の種類が頻繁に変わったり、仕事をする日・しない日が入れ替わったりするため、習慣化しにくいデメリットがあります。

燃えるごみの日に、ごみを出し忘れやすいのと同じです。

悪気はなくても、ど忘れや勘違いが発生しやすいため、ミスや不注意を招きやすくなります。

几帳面きちょうめんでしっかりした人なら大丈夫ですが、そうでないなら注意が必要です。

そのため役割分担は、曜日ごとに担当を変えるより、仕事ごとに担当を決めるほうがいいでしょう。

まず2人で話し合って、それぞれの家事の担当を決めます。

いったん家事の担当が決まれば、責任感と自主性を高めるため、できるだけ相手の仕事に手出ししないよう心がけます。

自分が担当する家事の範囲が明確になることで、責任感が出てきます。

一定の家事に集中することで、慣れも上達も速くなるメリットもあります。

もちろん決めた担当をずっと固定するわけではなく、一定期間が経てば、お互いの仕事を入れ替えるといいでしょう。

炊事や買い物などの一部の家事は、例外として2人で協力することにすれば、2人の負担がバランスよく整います。

同棲がうまくいくルール(4)
  • 家事の役割分担を決めるときは、5つのポイントを考慮する。
ルールは、ほどほどが大切。

同棲がうまくいく30のルール

  1. 「彼氏彼女」である前に「一緒に暮らす仲間」として見ること。
  2. 同棲で大切な3つの精神。
    「譲り合いの精神」「感謝の精神」「助け合いの精神」。
  3. できるだけ明るい同棲を心がけよう。
  4. 家事の役割分担を決めるときの5つのポイント。
  5. ルールは、ほどほどが大切。
  6. ルールを作るときは、理由が大事。
  7. できるだけ一緒に食事をするほうがいい。
  8. 同棲を始めても、挨拶は省かない。
  9. 家事の完全な偏りは、避けておくのが賢明。
  10. 家事は、頑張りすぎなくていい。
    幻滅されない程度で十分。
  11. 家事に完璧を求めない。
    7割できたらよしとする。
  12. 同棲を始めても、2人の財布は別々にしておくほうがいい。
  13. 同棲中でも、プレゼントの習慣は大切。
  14. プライベートの仕切り線を話し合っておこう。
  15. インテリアの色に迷ったら、白が無難。
  16. 同棲であっても、最低限のプライバシーは大切にする。
  17. パートナーの趣味やこだわりは、安易に否定しない。
  18. 同棲中でも、下着を見せない配慮が大切。
  19. 悪い癖があるなら、同棲を機に直しておきたい。
  20. 同棲中でも、するべきことはきちんとしよう。
  21. 「同棲しているから集中できない」という言い訳は、したくてもしないほうがいい。
  22. 円滑な同棲に必要な、5つの「ない」。
  23. 「一緒に寝る日」と「別々に寝る日」を両方作ればいい。
  24. 1つのベッドで一緒に寝るなら、掛け布団は2枚用意しよう。
  25. 細かいことまで役割分担を決めるのは非現実的。
    「気づいた人がする」というルールがおすすめ。
  26. 同棲の意義を見いだすなら、一定期間は続ける必要がある。
  27. 自宅に異性の友人を呼ぶのは、基本的に控えるのが無難。
  28. 自宅に友人を招くときは、2人で対応するのが基本。
  29. 2人で丁寧に決めたルールであっても、時には見直しも必要。
  30. 同棲でペットを飼うときの5つの注意点。

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