同棲を始めて話し合うのは、役割分担だけではありません。
プライベートの仕切り線も重要です。
「結婚前提に同棲を始めたら、プライベートなんて関係ない」
「プライベートを必要としないほど仲がいい」
「仕切りを作らず、何もかも開放的であるほうがいい」
プライベートの仕切り線を作ると、2人の関係に悪影響が出るのではないかと心配する人もいるでしょう。
しかし、同棲を始めても、やはりプライベートは大切です。
人には誰でも、自分だけの領域を持ちたがります。
他人に触れてほしくない物品もあれば、見られたくない姿もあるでしょう。
自由に使っていい私物もあれば、事前に許可の連絡がほしい私物もあるでしょう。
プライベートは、家族・恋人・友人に関係なく、すべての人に大切なこと。
自分が自分らしく安心できる場所でもあります。
彼氏彼女だからプライベートを無視するのではありません。
彼氏彼女だからこそプライベートの尊重が必要です。
同棲を始めたときも、彼氏彼女という立場に関係なく、プライベートを尊重したほうが、同棲は長続きします。
プライベートの仕切り線を話し合っておきましょう。
「不在のとき、個室に入ってもいいか」
「個室に入るとき、ノックをしたほうがいいか」
「洗面所に置いてある洗顔フォームを使ってもいいか」
「相手が所有しているパソコンを使ってもいいか」
「携帯電話が鳴っていれば、代わりに出てもいいか」
「友人に写真を送ってもいいか」
「ブログに写真を載せてもいいか」
「同棲していることを友人に公表してもいいか」
いちいち話し合うのが面倒であっても、重要事項です。
自分の常識は、相手の常識とは限りません。
相手がどう思うのかは、相手に聞いてみないとわかりません。
プライベートの軽視は、小さなことであっても喧嘩の原因になります。
プライベートの仕切り線がわかれば、少し制限は増えますが、お互いのためになります。
仲良く同棲するためにも、プライベートに関しては自己判断ではなく、きちんと相手に確認しておくほうが安心です。