同棲では、手伝うときの一言に気をつけましょう。
パートナーの家事を手伝うとき、どんな言葉をかけますか。
「何をすればいい?」
この一言に心当たりがあるなら、注意が必要です。
親切な言葉に思えますが、実はあまりよい言葉ではありません。
パートナーに「私がする仕事を考えなさい」と言っているのと同じです。
パートナーに「自分がすべき仕事を考えさせる」という仕事を押し付けています。
仕事を助けるつもりですが、実はパートナーの仕事を増やしています。
「わざわざ聞くのは普段やる気がないからだよね」と誤解され、かえって怒らせてしまうこともあります。
手伝いの一言が喧嘩の発端になる可能性もあるのです。
では、どう話しかけるのがいいのか。
手伝うつもりで話しかけるなら「何をすればいい?」より「これをするね」のほうがスマートです。
自分がやるべき家事を、自分の判断で決めて着手します。
家事の大半は、同じ繰り返しです。
毎日一緒に暮らしているなら、自分がやるべき仕事はおおむね見当がつくはずです。
重要な判断が必要な家事を除いて、繰り返しの家事なら、いちいち聞かずに行動したほうがいい。
「さすが」「よくわかっている」「助かる」と、パートナーに喜ばれます。
「何をすればいい?」より「これをするね」と話しかけたほうが、同棲はうまくいくのです。