スピーチやプレゼンをするのは、あなただけでしょうか。
もしほかにも一緒に発表する人がいれば、その人の緊張を励ましてあげましょう。
他人の緊張をほぐすお手伝いをするのです。
もちろん今は自分のことに精いっぱいで、人を励ましている場合ではないかもしれません。
しかし、自分のことばかり考えるのも緊張によくありません。
いったん自分の事情は忘れて、あえて仲間を励まします。
うわべの言葉ではなく、心から本気になって励ますことが大切です。
明るくポジティブな言葉なら、何でも応援になります。
「リラックスしていこう」
「緊張しないで一緒に頑張ろう」
「○○さんなら、きっと乗り切れるよ」
「少しくらいミスがあっても大丈夫だよ」
「肩の力を抜いてね!」
元気づける言葉をかけると、上手に元気や勇気を与えられ、だんだん緊張もほぐれていくでしょう。
人の緊張を励ますと、意識が自分から他人に向かうため、一時的に自分が緊張していることを忘れることができます。
また人に励ます言葉は、自分が聞くことにもなります。
相手に優しい言葉をかけている状態は、自分に優しい言葉をかけている状態と同じです。
力強く励ましているうちに「もっと自分も頑張ろう」という気持ちが強くなり、気力が高まるでしょう。
相手に癒しの言葉をかければ、自分が癒されます。
結果として、自分の緊張もほぐすことができるのです。
あなたの励ましで相手の緊張がほぐれているころには、あなたの緊張もほぐれているでしょう。