ストーカーからの大量の電話やメールが来る。
1日に何十回もあると、生活に支障が出ます。
そんなとき、受信拒否・着信拒否の設定を考える人も多いのではないでしょうか。
拒否設定をした瞬間から、嫌がらせの電話やメールがぴたりと止まります。
設定は簡単で、時間もかからずわずかな操作でできます。
機械側で遮断するため、もうストーカーからの電話やメールに悩まされることはないような気がします。
しかし、一方的な受信拒否・着信拒否は要注意です。
予告もなく、急に受信拒否・着信拒否を設定すると、逆効果になることが多い。
「関わりたくない」という明確な意思表示ですが、アプローチの仕方がよくありません。
一方的であり、冷たく突き放した印象を与えます。
誰でも急に拒否されると、気分がよくありません。
自分の存在を否定されたように感じ、ふつふつ怒りが湧き出るでしょう。
逃げる人がいれば、追いかけたくなるのが人間です。
一方的な受信拒否・着信拒否はストーカーの感情を刺激して、迷惑行為を助長させる可能性があります。
そもそも受信拒否・着信拒否をしたところで、根本的な解決になるとは限りません。
別の電話番号やメールアドレスを使われると、簡単に連絡できてしまいます。
根本的な対処にならず、相手を逆上させる上、事態を悪化させる可能性があるのです。
リスクを承知のうえ、どうしても受信拒否・着信拒否を設定したいなら、慎重に段階を踏む必要があります。
何度かやめてほしいことを注意して改善されなければ、最終警告したうえで受信拒否・着信拒否を設定するのがいいでしょう。