ストーカー対策として思いつきやすい方法の1つが、引っ越しです。
「いつもいる場所に、あの人がいない」
ある日、突然住む場所を変えれば、ストーカーから逃げられるかもしれないと思います。
ストーカーに気づかれないよう、こっそり引っ越しをして消息を絶てば、うまく逃げ切れそうな気がします。
ドラマや映画などで、倒産した会社の社長が夜逃げをするシーンを見かけますが、似た状況かもしれません。
しかし残念ですが、引っ越しによるストーカー対策は、あまり有効とは言えないでしょう。
ストーカーが本気になれば、新しい住所を見つけるのはたやすいこと。
ストーカーの執着力は侮れません。
おそらくあらゆる手段を使って、時間をかけてでも見つけ出そうとするでしょう。
解決できるとしても一時期。
そのためせっかく引っ越しをしても、新しい住所を見つけるのは時間の問題です。
もともと引っ越しの予定がある場合は別ですが、ストーカー対策として引っ越しするのは少々大げさです。
こっそり逃げたことに腹を立て、ますます状況を悪化させてしまう可能性もあります。
引っ越しには、時間もお金もかかります。
効果が乏しい上、費用もかかり、失敗すればリスクもあるため、現実的でないと言えます。