ストーカー被害について、まず知っておきたい基本があります。
「ストーカー被害は、エスカレートしやすい傾向がある」ということです。
「ほうっておけば、自然に解決するのではないか」と思うかもしれません。
もちろん相手の興味関心がなくなれば、自然に解決することもありますが、実際はまれです。
一般的にストーカーは、特定人物への強い執着が関係しているため、放置しても自然に解決しにくい傾向があります。
それどころか、自分の思いどおりにならない現実にいらだちを覚え、どんどんエスカレートする傾向があるのです。
ストーカー対策は、早めが肝心です。
悪化すればするほど、解決も難しくなります。
感情的になってから冷静になるのが難しいように、ストーカー被害もエスカレートすればするほど対策が難しくなります。
最初は様子を見る期間もあっていいですが、余計な先延ばしは不要です。
なかなか収まらないなら、早めの対策を心がける必要があります。
しっかりやめてほしい意思を伝える。
第3者に相談する。
親に協力してもらう。
相手に申し訳ないと考える必要はありません。
ストーカー被害は、最悪の場合、身の危険に関わります。
被害を受けているのは自分ですから、余計な恩情に振り回されず、堂々と迷惑であることを伝えなければなりません。
ストーカー被害は、エスカレートしやすい傾向があることを頭に入れておき、早めの対策を心がけましょう。