就職活動を、企業研究から始めるのは得策ではありません。
企業研究の前に必要なのは、自分研究。
すなわち、自己分析です。
自分を知らなければ、ふさわしい企業もわかりません。
自分を把握しないまま企業研究をしても、企業のどこに注目していいのかわからず、データを眺めるだけになるでしょう。
「自分に合っているかどうか」ではなく「なんとなくよさそうだな」という抽象的な評価しかできません。
そもそも自分を把握していなければ、自分に合っているかどうか、判断のしようがないのです。
自己分析を省略して企業研究を始めるのは、無理ではありませんが、遠回りになる可能性が高い。
限りある時間を有効に活用するためにも、取り組む順は慎重に考えることが大切です。
だからこそ、企業研究の前に必要なのは、自分研究です。
まず自己分析によって、自分を把握しましょう。
自分の得手不得手や好き嫌いなど、自分について詳しく理解するのです。
照れくさい作業になるかもしれませんが、必要な作業です。
これまで私たちは、学校の勉強はうまくこなしてきましたが、自分の勉強はサボっている状態です。
今こそ自分の勉強をしっかりして、自分について理解を深めなければいけない時期に直面しています。
自己分析によって自分を深く理解するから、ふさわしい企業も把握でき、企業研究がスムーズになります。
手間はかかるかもしれませんが、長期で見ると、実は近道なのです。