高校の勉強になると、さすがに日常では使わない知識もたくさん出てきます。
そんなとき、ふと思います。
「こんなことを勉強しても、役立たないだろうな」と。
たしかに高校の勉強は、専門的な内容が目立ち始めます。
しかし、役立たないとはいえ、勉強から逃げるのはよくありません。
大切なことは、役立つかどうかではありません。
自分の世界観が広がるかどうかです。
勉強すればするほど、わからないことがわかるようになる快感を得ることができます。
理解力や想像力の強化です。
難しい化学や物理の勉強をすることで、宇宙の果てまで想像力を広げることができます。
日常では使わない漢文や古文を勉強することで、昔の人の心情や生活に、思いをはせることができます。
日常ではあまり縁のない地学も「地球はこうなっているのか」という理解が進みます。
「自分の世界観を広げるために、勉強している」
そう考えながら、勉強しましょう。
知識そのものは役立たなくても、知識を得ることで広がる世界観は、大いに役立ちます。
想像力が豊かになったり、器が大きくなったり、話の幅も広がったりします。
役立たないと思える知識をたくさん詰め込むから、できることです。
そういう意味で、世の中に役立たない勉強は、一切ありません。
すべての勉強が、自分の世界観を広げる手助けになります。
あなたは今、世界観を広げるために勉強しているのです。