執筆者:水口貴博

高校生がしておきたい30のこと

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学生時代のうちに、裁判所の傍聴を経験しておく。

学生時代のうちに、裁判所の傍聴を経験しておく。 | 高校生がしておきたい30のこと

裁判所の傍聴をしたことはありますか。

傍聴とは、当事者以外が、発言権なしにその場に行き、やりとりを見聞きしに行くことです。

他人が裁かれる様子を、関係ない人が見るのは変な感じがしますが、裁判の公正を保つ意味から、一般にも公開されているのです。

誰でも自由に、傍聴できます。

服装も自由で、年齢制限もなく、お金さえ不要です。

私が初めて裁判所の傍聴をしたのは、社会人になってからでした。

普段から読書をしているのですが、本の中で傍聴の話がよく出てくるため、関心が出て、見に行くことにしたのです。

やはり本物のやりとりは、緊張感が違います。

裁判の流れを実際に体験すると、よくわかります。

そして、深く考えさせられます。

被告人が、なぜ罪を犯したのか。

罪を犯すと、どれだけ迷惑がかかるのか。

執行猶予は、何のためにあるのか。

罪や法律について、深く考えるきっかけになりました。

「自分も決して罪を犯してはいけない」と、強く再認識もできました。

それはよかったのですが、驚いたのは、傍聴する人の年齢層でした。

被告人の関係者、司法を目指す人などがいるのはわかるのですが、以外に目立っていたのが、学生でした。

大学生、高校生、中学生などです。

おそらく学校の帰りに、裁判所に立ち寄っているのでしょう。

学生服のまま、傍聴席に座っているのです。

私は「素晴らしい」と思ったのです。

社会人でさえいい勉強になるのですから、学生なら、もっと勉強になるはずです。

早いうちから政治や法律に関心を持てば、より良い正義感も磨かれることでしょう。

きっと彼らは、若いうちから社会を見る目を磨くことができているはずです。

「こんなことなら、自分ももっと若いうちから傍聴を経験しておくべきだった」と思ったのです。

皆さん、傍聴を大げさに考えているのではないでしょうか。

思ったより、気軽に見に行けます。

できることなら、学生のうちに裁判所の傍聴を経験しておきましょう。

社会を見る目が、必ず変わります。

高校生がしておきたいこと(23)
  • 裁判所に、傍聴しに行く。
勉強は、1人でしても、孤立はしない。

高校生がしておきたい30のこと

  1. 高校生活の初日こそ、自分を変えるチャンス。
  2. 高校時代は、いつも何かに焦る時期。
  3. あなたは今、世界観を広げるために、勉強している。
  4. 平凡な通学路も、大事な高校生活の一部。
  5. 学生服には、それなりの意味がある。
  6. 自分の進路は、学校では教えてくれない。
  7. 制服デートは、学生のうちしかできない。
  8. 正解のない問題を、ほうっておかない。
  9. あらゆる学校行事は、すべて出席する。
  10. 学校行事は、本気になるから、いい思い出になる。
  11. ささいなことほど、先生に質問しに行ったほうがいい。
  12. ため息をついた後の暗い雰囲気を、何とかしたい。
  13. 夏休みに名前をつけると、集中しやすくなる。
  14. 友情は、いつからできるのか。
  15. 万能人間になれないと気づくことも、成長の1つ。
  16. 度胸試しの万引をする人こそ、一番度胸がない。
  17. 高校時代にアルバイトは、必要ない。
  18. 大雨は、強い精神力を養うチャンス。
  19. 友人の誕生日は、あなたのためにある。
  20. 高校生活は、頑張っても、頑張りすぎないこと。
  21. 受験勉強するなら、ついでに検定。
  22. 高校時代に受けたい検定と、受けなくてもいい検定。
  23. 学生時代のうちに、裁判所の傍聴を経験しておく。
  24. 勉強は、1人でしても、孤立はしない。
  25. やる気が出ない本当の原因は、想像力が足りないから。
  26. 心がもんもんとしたときは、ライブコンサート。
  27. 受験期は、親からのささいな一言でいらいらさせられる。
  28. 恋愛に縁がなければ勉強しろ。
    高校時代に勉強した分、大学で取り返せる。
  29. なぜ高校生は、情緒不安定なのか。
  30. いつの時代も、若者は大人たちから、侮辱されるもの。

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