中学生になれば、新聞を読み始めましょう。
中学生になれば、ひととおり字の勉強は習い、新聞が読めるようになります。
まだ知らない言葉や表現もたくさんあるでしょうが、新聞を読む最低限の語学力が身についているはずです。
新聞は、中立の視点から、標準的な言葉で書かれています。
新聞は、テレビとは違い、自分のペースで読み進めることができます。
わからないところがあれば、飛ばせます。
逆に、立ち止まって読み返したり辞書で調べたりもできます。
自分のレベルに合わせて記事も選びやすいため、取りかかりやすいのです。
もちろん初めから新聞をすべて読む必要はありません。
新聞のすべてを読んで理解するのは、大人でも難しいです。
特に金融や経済の記事は、専門用語がよく登場するため、社会人でも理解に苦しむことがあります。
では、どこから読み始めるのがいいかというと、自分が読みやすいと感じる記事からです。
天気の情報でもかまいません。
好きな芸能関係でもいいでしょう。
新聞の片隅にある、小さな記事を1つ読むだけで十分です。
小さな記事を1つ読むだけでも、立派な前進です。
興味のある記事なら「読みたい」という気持ちがあるため、難しい言葉が登場しても、読めるものです。
わからない言葉が出てきたときは、辞書を使って調べましょう。
調べながら読み進めることで、だんだん言葉の力が身につきます。
慣れてくれば、読む記事を2つや3つへと増やしていきましょう。
新聞は、見識を広めてくれるツールです。
新聞の言葉遣いに慣れていくうちに、考え方も洗練されます。
言葉遣いがきれいになるというのは、考え方もきれいになるということです。
新聞が読めるようになると、時事に対する知識も広がります。
時事の知識が増えることで、考え方に、より磨きがかかるのです。