映画には、2種類あります。
母国語音声の映画と、字幕付きの映画です。
母国語音声の映画は、聞いたまま理解できるのでとても楽です。
内容に集中しやすくなるので、気軽に楽しめるのが魅力です。
一方、字幕付きの映画は、文字を読まなければいけないため少し負担があります。
映画を見ながら、字幕を目で追う必要があります。
視線の移動も多くなって疲れやすくなるうえ、映像に集中しにくくなります。
字幕ばかりに視線が向いて、登場人物の表情を読み取る暇がなかったということもあるでしょう。
どちらが見やすいかといえば、やはり母国語音声のほうでしょう。
テレビで外国映画が放送されるときも、母国語音声になっているのが一般的です。
しかし、中学生になれば、できるだけ字幕付きの映画をおすすめします。
字幕付きの映画には、頭を良くする効果が3つあるからです。
字幕付きの映画は、次から次へと言葉が現れては消えます。
もたもたしている暇はなく、速く読まなければいけません。
最初は大変ですが、意識していると、だんだん慣れてきます。
自然と速く読む力が身につき、国語力の向上につながります。
速く読む力が身につくと、普段の読書はもちろん、教科書を読むときや試験を受けるときにも役立つのです。
字幕は文字として表示されるため、知らない言葉があると「こういう字で書くのか」と一目で理解できます。
耳だけでは聞き流してしまいがちな言葉も、字幕ならきちんと目で確認できるので、記憶に残りやすくなります。
知らず知らずのうちに、語彙力が身につくのです。
映画鑑賞中、知らない言葉と出会います。
中学生にとっては、まだまだ知らない言葉もたくさんあるはずです。
1本の映画でも、知らない言葉がいくつも出てくるでしょう。
字幕付きの映画は、知らない言葉があっても、辞書で引く暇がありません。
これがいいのです。
知らない言葉が出てきても、前後の流れから意味を推測する力が養われます。
また登場人物の表情、声のトーン、場面の雰囲気などのヒントもあり「こういう意味なのだろう」となんとなくわかるものです。
意味を推測するときの脳は、フル回転しています。
映画は、言葉の意味を推測する機会がたくさんあるため、推測力の向上にもつながるのです。