中学生になると、親がうっとうしくなり始める時期です。
親からのささいな発言や行動が、しゃくに障ります。
親の存在そのものを、否定したくなる時期です。
しかし、どんなに親がうっとうしいと感じても、口答えしたり暴力を振るったりするのはよくありません。
親を否定するのは、自分を否定するのと同じです。
親からの援助があるからこそ、生きていけます。
うっとうしく感じたときは、親とお互いの接し方を冷静に話し合うのがベストです。
中学生にも、プライベートがありますし、大切にしたい時間もあります。
冷静になって話し合えば、きっと親は理解してくれ、いい距離感がつかめるのです。
ただし、1つだけ、親の言うことを聞かなければいけないことがあります。
食事です。
食事で呼ばれたときだけは、素直に応じましょう。
テレビや音楽を楽しんでいても、一時中断です。
勉強していても、素直に食卓へ向かいましょう。
食事の時間は、親子をつなぐ唯一の瞬間です。
食事のタイミングがなければ、家族はばらばらになってしまいます。
いらいらして、会話がないこともあるでしょう。
会話がなくてもいいですから、食事の時間だけは、親と一緒に過ごすことが大切です。
一緒に過ごすことに、意味があります。
親がうっとうしくても、食事だけは一緒に過ごすことが必要なのです。