中学生は、ちょっとしたことでいらいらしやすい時期です。
親からのささいな言葉で腹が立ったり、勉強が行き詰まっていらいらしたりすることがあるでしょう。
中学時代は、あらゆる感性が異常なほど敏感です。
感情の起伏も激しい時期です。
だからとはいえ、いらいらした気持ちを、親や物に当たって発散させるのはよくありません。
親は泣き、物は壊れます。
では、いらいらは我慢すればいいのかというと、それも違います。
精神的ストレスは、蓄積する性質があります。
ストレスをためすぎると、体の不調につながることがあり、健康によくありません。
では、どうすればいいのでしょうか。
100メートルダッシュなのです。
その名のとおり、100メートルを、全身全力で一気に走ります。
ばかばかしい方法かもしれませんが、よく利く方法です。
車や人通りの少ない道に行きましょう。
周りに車や人がいないことをよく確認してから、思いきり、まっすぐ走ります。
いらいらした気持ちをぶつけるつもりで走るのが、ポイントです。
一心不乱に、走って、走って、走るのです。
あらゆることを忘れ、頭が真っ白になるまで、全力で走り続けましょう。
どんないらいらも、100メートルを全力で走り終わったときには、へとへとになっています。
どんないらいらも、疲れにはかないません。
一瞬で、いらいらを発散させることができるのです。