まだ働いていない中学生は、親からお小遣いをもらうのが大半です。
もらったお小遣いの範囲で、欲しい物を買い、やりくりをします。
欲しい物があっても、お小遣いが足りなければ、我慢するしかありません。
しかし、中学生にもなれば、買いたい物も増えます。
買いたい物の範囲も広がるでしょう。
毎月もらえるお小遣いだけでは足りず、もっとお小遣いが欲しくなるときがあります。
だからとはいえ、親の財布からこっそりお金を盗むのは、絶対にダメです。
家庭内でも、立派な泥棒です。
では、どうすればいいのでしょうか。
親にお手伝いを申し出ましょう。
「もっとお小遣いが欲しいので、何か手伝いをさせてほしい」と言うのです。
「もっとお小遣いが欲しい」と言うだけでは、親は許してくれません。
ところが「お手伝い」という交換条件があれば、親も話を聞いてくれます。
「どんな手伝いでもするから、お願いします」と言えば、さすがの親もわかってくれるはずです。
もちろんお金を手にするお手伝いですから、普段のお手伝いとは違い、手間も時間も大きな内容になるでしょう。
しかし、お金とは本来、ただでもらえる物ではありません。
働いてもらえる物です。
本当のことを言えば、働くからもらえる感覚のほうが、普通なのです。
お金のためと考え、面倒も苦労も受け入れましょう。
苦労も努力も受け入れましょう。
働くとは、そういうことです。
その代わり、臨時収入が得られるのです。