執筆者:水口貴博

中学生がしておきたい30のこと

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批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感。

批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感。 | 中学生がしておきたい30のこと

批判は、一見、かっこよく見えます。

それに気づくのは、中学生くらいからです。

人の欠点や短所などを見つけ「ダメだ。できていない」という痛烈な批判をします。

親を見て「もっとしっかりしろ」と非難したり、先生を見て「授業の仕方が下手だ」と偉そうなことを言ったりします。

「すっきりしたなあ。やみつきになるなあ。よし、もっと批判をしてやるぞ」と思うのです。

たしかに批判は、正しいこともあります。

悪いところは、指摘すべきです。

しかし、いくら批判が正しくても、批判はするべきではありません。

批判をする姿は、実はかっこ悪いからです。

批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感です。

よく批判する人ほどいらいらしていますが、本当は違います。

いらいらしているから、批判しているのです。

ストレスがたまっているため、弱者を見つけて攻撃しないと、すっきりしません。

ただし暴力を振るうと事件になるため、口先だけで済ませようと考えます。

誰かを思いきり罵って、相手を落ち込ませることで、すっきりします。

そして、優越感に浸るのです。

批判を口にしてしまう自分の心理状態に、気づくことです。

ストレス発散と優越感だとわかれば、自分の行為が、ばかばかしく思えてきます。

どうしても言いたいことがあれば「批判」ではなく「お願い」をしましょう。

丁寧な言葉遣いがあれば、印象ががらりと変わります。

「これはよくないと思います。こうすればいかがでしょうか」と言います。

言葉遣いが整い、主張内容も正しければ、きっと相手に伝わります。

中学生がしておきたいこと(29)
  • 批判ではなく、お願いをする。
生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。

中学生がしておきたい30のこと

  1. さあ、思春期が始まった。
    中学生は、心も体も急成長する時期。
  2. 勉強につまずき始めるのは、中学生から。
  3. 中学時代、一番力を入れて勉強したいのは、国語。
  4. 役立たないのではない。
    まだ、役立つ場面がないだけ。
  5. 偉人の伝記を、10冊は読んでおきたい。
  6. 親に口答えしても、もっとうるさくなるだけ。
  7. どんなに親がうっとうしくても、食事だけは一緒に過ごす。
  8. 先生は、敵にするより、味方にする。
  9. 多感な中学生は、嫌な言葉を聞き流す力が必要。
  10. いらいらしたときは、100メートルダッシュ。
  11. 好きな人の前に出なければ、有意義な中学生活は始まらない。
  12. 好きな人は、けなすより、褒めて振り向かせる。
  13. 恋愛への第一歩は、異性と一緒に帰ること。
  14. 親が言う前に行動するから、生活が楽しくなる。
  15. 友人の家に泊まる経験をするから、中学生らしく成長できる。
  16. 友人は、少なくてもいい。
  17. 新聞は、小さな記事を1つ読むだけでいい。
  18. 外国語の歌が歌えるようになると、見える世界が変わる。
  19. 人に理解されない趣味を、1つ持つのが、中学生の仕事。
  20. 部活動に燃える人ほど、中学生活が充実する。
  21. にきびは、敵でもあり、味方である。
  22. 親と一緒に投票所に行って、選挙の様子を見る。
  23. 字幕付きの映画には、頭をよくする効果がある。
  24. 中学生が大人向けの本を読むのは、おかしいことではない。
  25. 自分の部屋にもかかわらず、掃除を親任せにしていませんか。
  26. もっとお小遣いが欲しいときの正攻法。
  27. 家族旅行は、子どもからせがむもの。
  28. 親を家族旅行に説得するときの、必殺のキーワード。
  29. 批判する人の、本当の目的は、ストレス発散と優越感。
  30. 生徒代表の挨拶は、自分を変えるチャンス。

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