数年に一度、町で奇妙なお祭り騒ぎを目にします。
町の至る所に、人の顔のポスターが貼られた看板が、たくさん登場します。
幼いころは「なんだろう」という程度しか思いませんが、中学生になれば、意味がわかり始めます。
選挙です。
選挙とは、立候補者の中から、投票によってふさわしい人を選ぶことです。
国の重要機関で働く代表者を選ぶイベントです。
そこで、ぜひ経験しておきたいのは、選挙の見学です。
中学生にまだ選挙権はありませんが、投票所に行き、様子を見るくらいは許されます。
選挙の流れを知るためには、実際に様子を見るのが一番です。
親が投票所に行くとき、一緒に連れて行ってもらいましょう。
どういう場所で、どういう流れで進めているのか、親の話を交えながら様子を見させてもらうのです。
この経験が中学生のうちに一度あると、社会の教科書の読み方がスムーズになります。
一度でも、投票所の様子を見たことがあれば、教科書に出てくる選挙のイメージがしやすくなります。
教科書が理解しやすくなり、社会の勉強もスムーズになるのです。
選挙は人ごとのように思えますが、自分に関係しています。
中学生も、国の一員です。
選挙によって選ばれた人によって、国や町の運営が決まり、自分たちの生活にも影響します。
それに気づくためにも、まず投票所に行ってみましょう。
早いうちから関心を持つことは、いいことです。
興味がない人もいるでしょうが、社会科見学の一環です。