有名なミュージシャンは、無名のころ、冷たくされた経験を持っています。
無名のころは、コンサートの前座で、場を温めるために演奏します。
しかし、観客からは冷たい視線ばかりです。
素人のミュージシャンの曲を聴いても、面白くありません。
観客席から「誰なの?」「変な曲だね」「早く終わってよ」という声が、ひそひそ聞こえてきます。
場を温めるどころか、冷ましてしまいます。
大勢の観客から冷たくされると、かなりショックです。
これは、本当につらいです。
そういう経験があるからこそ、必死に頑張ります。
「もうあんな経験、二度としたくない」と思うから、必死になって音楽に打ち込めます。
「いつかビッグになってやろう」と心から思い、やる気の炎が炎炎と燃えます。
「いつか過去の観客を沸かせるような、ビッグなミュージシャンになってやる」と思うのです。
有名なミュージシャンほど、冷たくされた経験があります。
しかも、たくさんあります。
冷たくされた経験がたくさんあるから、パワーに変えて、有名になるきっかけにしました。
冷たくされた経験は、貴重です。
冷たくされた経験を、パワーに変えましょう。
いずれ有名になれば、冷たくされようと思っても、されなくなります。
いつの日か、冷たくされている前座の映像が、貴重映像として人気になります。
その日を夢見て頑張るのが、人生の面白いところです。