執筆者:水口貴博

本音を聞き出す30の上手な質問法

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一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。

一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。 | 本音を聞き出す30の上手な質問法

質問するときには、できるだけ一般的より、個人的な質問をしましょう。

一般的は、抽象的で、答えるほうも答えにくくなります。

「最近の若い女性の間では、キャミソールがはやっているんだってね。なぜはやっているんだ?」と女性に聞くのは、NGです。

「最近の若い女性は……」ということは、一般論になっているからです。

たしかに一般にキャミソールがはやっていても、目の前にいる女性が必ずしもキャミソール好きとは限りません。

もしかしたら、キャミソール反対派かもしれません。

一般的な質問は、大雑把で抽象的な言い方にならざるを得ないため、的を絞りにくいのです。

質問される側としては「私を一般的と同じにしないでほしい。特別で個人的に見てほしい」と思っています。

だからこそ質問するときには、一般的ではなく、個人的に聞くほうが仲良くなりやすいのです。

質問するときには「ちょっと個人的な質問してもいいかな」といい始めるほうが、すんなり入っていきやすくなります。

「自分だけに聞いてくれる特別なことなのかな」と思ってしまい、つい聞く側も気合が入ってしまいます。

個人的ということ「特別に扱っていますよ。大切にしていますよ。あなただけの会話です」ということなのです。

特別扱いを受けるからには、しっかり答えたくなるのが人間です。

「みんなと同じに扱う」一般的な質問より「あなただけ見ていますよ」という個人的な質問のほうが、仲良くなれるのです。

本音を聞き出す上手な質問法(4)
  • 個人的な雰囲気を出しながら、質問をする。
「仲が悪いんですか」より「仲がいいんですか」と、前向きに尋ねる。

本音を聞き出す30の上手な質問法

  1. 上手に質問ができると、どんどん深い仲になれる。
  2. 初めが肝心。
    簡単に答えられる質問から始める。
  3. 柔らかい質問ほど、本音を出しやすくなる。
  4. 一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。
  5. 「仲が悪いんですか」より「仲がいいんですか」と、前向きに尋ねる。
  6. できるだけ具体的な質問をする。
  7. 質問することで、熱意を伝えることができる。
  8. 想像できるように、質問する。
  9. 理解してくれないのは、理解できない人より、説明をしている人が悪い。
  10. 質問の深さが、仲の深さ。
  11. お酒の力を借りると、打ち解けやすくなる。
  12. 1人きりの人に話しかけることで、全体の雰囲気を壊さないようにする。
  13. どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。
  14. 「何か話して」は禁句。
    プレッシャーを与えると、余計に話せなくなる。
  15. 答えてくれたことには、笑顔で喜ぶ。
  16. 相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。
  17. プライベートな話は、2人きりのときに聞くのがマナー。
  18. 論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。
  19. 質問の答えは、1つに限定しないほうがいい。
    限定しないことで、答えられる幅が広がる。
  20. データより、体験談から質問するほうが、面白い。
  21. 相手の隠れた努力を見つけ、それをネタに質問していくのがポイント。
  22. 質問するときには、メモ用紙とペンを持つ。
  23. 答えにくい質問をしない。
  24. 「今」「ここ」で「私」が体験したことを、質問すればいい。
  25. 質問することで、知り合うきっかけを生み出す。
  26. 質問が元気を生み、元気が質問を生む。
  27. 自分から直接聞きにくい質問は、友人の力を借りればいい。
  28. 鋭い質問は、雑談の中で自然と発生する。
  29. 「忙しい」「疲れた」「大変」は、禁句。
  30. コミュニケーションは、宝探し。

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