執筆者:水口貴博

話し上手になる30の方法

  • 話し上手になるためには、
    手本を見つけて、
    真似るだけでいい。
話し上手になる30の方法

話し上手になるためには、手本を見つけて、真似るだけでいい。

話がうまくなるためのよい方法があります。
自分にとって「手本」を見つけることです。
先生でも、友人でも、テレビに出演している有名人でもかまいません。

話し上手になりたければ、聞き上手になることが必要。

話し上手になるための極意は、聞き上手になることです。
話が成立するということは、必ず聞き手がいます。
これは、テレビで例えることができます。

わかりやすい単語を使って、話すことが大切。

話すときには、できるだけ専門用語を使わないようにしましょう。
専門用語を使って話すと、聞き手は理解できなくなります。
私が友人に、パソコンの説明をしていたときのことです。

みんなに共通する話題で話すと、みんなが楽しめる。

話し上手な人は、みんなにもわかる話題で話をします。
自分だけがわかる話では、楽しめるのは自分だけになり、周りのみんなは自慢話に聞こえます。
みんなの前で話をするときには、みんなに共通する話題で話しましょう。

自分のペースで話さない。
相手の考えるペースに合わせて話す。

話すときには、自分の話の速さで話すのではなく、相手の話す速さに合わせて話すことが大切です。
自分の速さで話す人は、相手のことを考えていない人です。
自分は話の内容をわかっていますから、処理しやすい話かもしれません。

表現は「言葉」だけではない。
「体」で表現するほうが、うまく伝わる。

話し上手になるためには、表現力が必要です。
言葉での表現力も大切ですが、もっと手っ取り早く、わかりやすく表現する方法があります。
身ぶり手ぶりです。

話し上手は、雰囲気を大切にする。
雰囲気を柔らかくすることが大切。

話すときには、雰囲気が大切です。
雰囲気が硬いと、面白い話も笑いにくくなります。
雰囲気が柔らかいと、面白くない話も面白いように聞こえてきます。

文字より、絵のほうがわかりやすい。
話し上手は、絵描き上手。

話し上手の人は、あらゆる手段を使って表現します。
伝える手段は、言葉だけではありません。
絵を使っても、十分に伝えることができます。

話し下手は、大きな声で強調する。
話し上手は、小さな声で強調する。

プロの演説家は、小声で話すというテクニックを使います。
大きい声で話せば強調できると思い込んでいる人は、初心者です。
大切なところを大きな声で話せばいいなら、大切なところほど、うるさい演説になります。

基本的な会話は「食」の話題から始まる。

相手のことがわからないと、どんな話から始めればいいのか、わからないときがあります。
こんなときに、誰でも共通する、とっておきの話題があります。
「食」の話題です。

話し上手は、雰囲気を壊さない。
つまらない冗談にも、笑ってあげよう。

話し上手は雰囲気を大切にします。
みんなが楽しく会話するためには、明るい雰囲気にすると、会話が弾みやすくなります。
明るい雰囲気なら、メンバー同士が冗談を言ったりふざけ合ったりすることもあります。

何が言いたいのか、はっきりさせることが大切。

何が言いたいのか、はっきりさせることが大切です。
話が終わって、何が言いたかったのかわからなかったというのは、面白くありません。
話には、必ず、結論があることが大切です。

初めに興味を引かせておくと、みんなが、耳を傾けてくれる。

結婚式では、仲人のスピーチは前置きから始まるのが定番です。
「今日はお日柄もよく、皆さんお忙しいところをわざわざお越しいただきまして、ありがとうございます」
ごく一般的な形式であり、丁寧な姿勢が感じられますね。

男性は、論理的に話す。
女性は、感情的に話す。

男性と女性とでは、話し方を変えるようにしましょう。
男性と女性とでは、どんな話し方が好まれるのか、多少違いが出てきます。
男性は、論理的な話が好きです。

言葉の意味を強めるテクニックは「沈黙」。

話をうまくするために大切なことは「強調ができる」ということです。
そのためには、うまく言葉の意味を強めるテクニックを身につけましょう。
言葉の意味を強めるときに「沈黙」を使うと大変効果があります。

話し上手は、相手のプライバシーを尊重する。

話し上手な人は、相手の気分を悪くさせるような話はしません。
話は、お互いが気分よくできることが理想的です。
しかし、相手の気分を害してしまう話題があります。

話をするときは、相手の目を見るのが基本。

基本的なことですが、話をするときに、大切なことがあります。
話すときには、相手の目を見ることです。
話しているときに、相手の目を見ずに下を向いて話をされても、話よりその挙動不審な行動が気になります。

会話はみんなで楽しむもの。
1人だけが話しすぎない。

会話では、自分だけがしゃべればよいわけではありません。
会話は、みんなで楽しむものです。
話し上手な人は、自分だけでしゃべらず、みんなが話せるように、うまくバトンを渡すことができる人です。

話は、抽象的から具体的へと進めていく。

話の奥を深めるためには、抽象的な話題から、具体的な話題にしていくとうまくいきます。
たとえば、食べ物の話をしていて、甘い食べ物の話題になったとします。
甘い食べ物は、抽象的です。

話し上手は、姿勢がよい。
姿勢がよいと、説得力が生まれる。

話し上手に共通することは、みんな姿勢がよいということです。
話しているときには、背筋をピシッと伸ばし、胸を張って、堂々と話していると、説得力があります。
ドイツの独裁者、ナチスのヒトラーは、演説のときは顔を前に向けて、胸を張り、いつも堂々としていました。

知らないふりができる人は、話を盛り上げることができる。

話し上手は、常に話の先を読んでいます。
いつもとっさの思いつきから話をしているのではなく、あらかじめネタを考えているのです。
どんな話をするのかわからないときは、話しながらネタを考えることが大切です。

興味のない話題は、自分に結びつけて会話をする。

「会話」とはいえ、これほど範囲が広いものはありません。
政治経済の話題、核開発の話題、宇宙の話題も、立派な会話が成り立ちます。
会話の範囲の広さに比べれば、テストの試験範囲なんて、なんと狭いことでしょう。

笑いのときに、顔のしわなんて気にしない。

笑うときには、顔のしわは気にしないようにしましょう。
特に、年ごろの人は、顔のしわが気になるものです。
私も自分の顔のしわを、以前は気にしていました。

車の運転と同じ。
会話の運転は、敬語の練習が大切。

話し上手に共通することは、敬語が上手に話せるということです。
敬語は難しいとはいえ、車の運転技術のようなものです。
操ることができて、初めて安全運転ができるようになります。

会話を弾ませるには、質問するだけでいい。
「ど」の付く質問で、話が弾む。

会話を弾ませるには、お互いが興味を示している話題であることが大切です。
会話のところどころで、うまい質問をすると、もっと会話が弾みます。
質問をするということは「私は興味があるから質問します」という意思表示にもなります。

自分で考えた答えには、必ず「理由」がある。
「理由」のある答えこそが、面白い。

話術の名人と知られている徳川夢声は、話し方のポイントの1つにこうしたことを述べています。
「賛成ばかりの意見では、きちんとした対話はできない」
会話では、自分の意見を言わないといけないときがあります。

会話にも地図を作ることが大切。
地図があると、頭の中が整理しやすくなる。

会話にも、地図を作ってしまうことが大切です。
今、自分が話のどの部分にいるのかを確認できるほうが、聞く人にとって頭の中を整理しやすくなります。
「まず1番目のコツは……、次に2番目のコツは、それから3番目のコツは……」

話を全部言い切らないことで、言い切ることができる。

話し上手な人は、話をすべて言い切らない人です。
1つの話題にしても、本当に言い切ろうと思ったら、大変な時間がかかります。
できるだけ「無駄」を省き、大切なところだけを最小限で言うことが大切です。

相手の名前をきちんと呼ぶことで、話を聞く態度が真剣になる。

相手のことを、しっかり名前で呼ぶことが大切です。
たとえ、相手が年下でも「お前」とか「あんた」と呼ぶのではなく、しっかり名前で呼ぶようにしましょう。
自分の名前を覚えていてくれると嬉しいものです。

今の会話を、次の会話につなげる。
お礼には、会話と会話がつなげる力がある。

今の会話を、次につなげることが大切です。
次への会話につながるように、会話の最後には、しっかりお礼をしましょう。
テニスの試合では、どちらが勝った負けたに関係なく、最後には必ず握手で終わります。

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