上手な質問は、デジタルより、アナログです。
論理的に進めるより、気持ちの流れで進めたほうが、スムーズに進みます。
計算ずくめの論理的な会話より、相手の気持ちを大切にした会話をするほうが「共感」が生まれます。
たとえば「昨日は残業だったんだよ」という答えに対して、どう返答していますか。
このとき、論理的な人は「なぜ残業してたの」と聞きます。
単に理由を知りたいと思い、論理的に返事をしてしまうのです。
もちろんこれも1つの返事ではありますが、もう少し気の利いた答え方があります。
共感です。
こういうとき「頑張り屋なんだね」と、まず共感しましょう。
相手の気持ちを推し量りながら進める会話のほうが、スムーズに話が流れます。
相手を尊重していることが相手に伝わり、会話全体が柔らかくなるのです。
そのとき「この人なら、私のことをわかってもらえそう」と思ってもらえます。
相手から話をしたくなるのです。
自分のことをわかってもらえる人には、ついもっと話をしたくなります。
誰にでも「私のことを見てほしい。わかってほしい。認めてほしい」という欲求があります。
そのため気持ちの流れで話を進めるほうが、より、深い仲になりやすいのです。