執筆者:水口貴博

聞き上手になる30の方法

  • 人間関係を向上させる一番のコツは、
    聞き上手になること。
聞き上手になる30の方法

人間関係を向上させる一番のコツは、聞き上手になること。

「人間関係」と一言でいっても、本当に大きなテーマです。
人の長い歴史の中で、人間関係は常に大きなテーマとして取り上げられてきましたし、常に大切なこととして重要視されてきました。
それほど重要視される人間関係なのですから、人の幸せは人間関係で決まるといっても過言ではありません。

話をしすぎて嫌われることはあっても、話を聞きすぎて嫌われることはない。

話をしすぎて嫌われることはあっても、話を聞きすぎて嫌われることはありません。
むしろ話をたくさん聞いてあげたおかげで、相手に好かれてしまう場合のほうが多くあります。
話を聞く人には、人から好かれるという特徴があります。

理解する人が、理解される。

聞き上手になるために、難しいことは何もありません。
ただ単純に、相手の話を理解しようとして、聞くだけでいいのです。
相手の話を折らず、ただ真剣になって話を理解しようと心がけることです。

話が「聞こえる」ではなく、話を「聞く」という態度を取る。

人間関係では「聞くこと」は、大切な要素です。
そんな聞くという態度を取るときに、少しだけアドバイスがあります。
あなたが心がけるべきことは「聞こえる」ではなく「聞く」ということです。

「聞く」という態度には、相槌あいづちを打てばいい。

聞くという態度を取るとき、相槌を打つようにしましょう。
聞くという態度は、まず相槌という態度に表れてきます。
相手の話を聞きながら「うん」と相槌を打っていくと「理解していますよ」という立派な意思表示になります。

バリエーションのある相槌あいづちを打とう。

話を聞くときには、相槌を打つことが基本です。
上手に相槌を打てるようになったら、いろいろなバリエーションを持たせることで、あなたの聞き上手が上がります。
単なる相槌でも、軽く見るのではありません。

「面白いですね」と言えば、どんどん話が進んでいく。

聞き上手になりたければ「面白いですね」という口癖を身につけるだけでうまくいきます。
「面白いですね」は相手の話に興味を持っていると同時に「もっと話を聞かせてください」という意味でもあります。
また「面白い」と言ってもらえることで、相手は話しがいがあると感じてくれ、どんどん話をしてくれます。

自分に置き換えて考えてみると、どんな話にもついていけるようになる。

相手の言うことは自分には経験のないことだから理解できない、と思う人もいるでしょう。
しかし、ここが大切なところです。
たしかにあなたが、相手の本当の気持ちをすべて理解するのは難しいことです。

「苦しそうですね」を「元気にいきましょうよ」に言い換えよう。

コミュニケーションで大切なことは、前向きに話をすることです。
できるだけ明るい話題を出し、できるだけ暗い話を避けましょう。
日常会話で、次の2つのうちどちらをよく口に出していますか。

相手の話を、折らない。

聞くときにしばしば起こりがちなのが、相手の話を折ってしまうことです。
相手の話を聞いていると、その話がきっかけで思い出したことや話したいことが出てきます。
それでつい相手の話を折り、自分の話をしてしまうと、せっかく相手は気分よく話をしていたのに台無しになります。

メモを取りながら聞くことで、よい印象を持ってもらえる。

私は仕事上、よくメモを取りながら話を聞くようにしています。
大切な話は書きとめておきたいこともありますが、一番の理由は「きちんと話を聞いていますよ」という態度を見せたいからです。
きちんと聞いているという態度、つまりメモを取るという態度を見せることで、明らかに相手の態度も変わってきます。

話は「耳」で聞く。
理解は「心」で感じる。

さらに上級者になると「耳で聞く」だけでなく「心で感じる」ことができるようになります。
もちろん初めから、心で聞くことは難しいです。
むしろ心で感じることができるようになるために、耳で聞くことが前提として必要なのです。

話のしっぽを繰り返すだけで、聞き上手になれる。

誰でもできる簡単な聞き上手になる方法があります。
相手の話のしっぽを繰り返すことです。
簡単ですから、あなたはこれですぐ聞き上手になれます。

あなたの理解力は、あなたの傷ついた経験に比例する。

あなたの理解力は、あなたの傷ついた経験に比例して大きくなります。
理解力がある人は、それだけ傷ついた経験が大きくてたくさんあるために、親身になって話を聞くことができるのです。
相手の話を理解するときに、一番手っ取り早い方法は自分に置き換えて話を聞くことだと言いました。

話す人は、成長させる人。
聞く人は、成長する人。

「話している間は、何も学ばない」
これは、第三十六代アメリカ大統領リンドン・B・ジョンソンの有名な言葉です。
人間が本当に学ぶ時というのは、話しているときではなく、聞いている時だという意味です。

相手の年齢は聞かない。

聞く側は、できるだけ相手の年齢に関係した質問は避けることです。
年齢の話になり、気分を悪くしてしまうことは、よくあることです。
特に日本人は「若いことはよいこと。年を取ることは悪いこと」という固定観念にとらわれている人が多いです。

話を聞けば聞くほど、人生の失敗を未然に防ぐことができる。

話を聞く側の利点としては、相手の話を聞くことで人生の失敗を未然に防ぐことができるということです。
特にこれは失敗談であるほど、あなたには大切な情報源になります。
自分が失敗して得る知恵も大切ですが、他人の失敗談を参考にして得る知恵も大切なことです。

悪口を言う人とは、付き合わないようにする。

より良い聞き上手になるために、気をつけておきたいことがあります。
相手が他人を批判するような言葉には、耳を傾けないことです。
いわゆる「悪口」です。

話の内容に応じた表情で、話を聞く。

話を聞くのが上手な人は、相手の話に応じてうまく表情を作ることができる人です。
悲しい話には悲しい表情をして、楽しい話には楽しい表情をして、嬉しい話には嬉しい表情をします。
言葉だけで意思表示をするのではなく、表情でも気持ちを伝えることで、感情を込めたコミュニケーションができるようになります。

相手の話を否定しないだけで、あなたの好感度は大幅に向上する。

話を聞くときには、相手の話を否定しないことです。
否定をしてしまうと、相手はそれ以上話をしてくれなくなります。
それどころか、あなたに対して嫌悪感を持つことさえあります。

すべての人の、すべての会話は、挨拶から始めるだけでいい。

人と接するときに上手な入り方は「挨拶から入ること」です。
人と接するときは、挨拶から始めることでうまく話しやすくなります。
人付き合いが苦手という人は、挨拶を忘れてしまっている人が多いです。

聞くことは、癒すこと。

私は先日、皮膚科の病院に行ってきました。
小さなかゆみがあり、診てもらおうと思いました。
しかし、診察室に入って事情を話すやいなや、すぐ先生がわかりきったように、ぺらぺらと話し続けたことが、少し残念でした。

「大変だったでしょう」と同感されると、心から軽くなれる。

一流といわれる医者の特徴は「薬」でなく「言葉」で患者を治してしまうところです。
患者は、病気ではないのかという不安があります。
患者の気持ちになって考える医者ほど、言葉で癒してくれるのです。

質問をすることで、話を盛り上げることができる。

積極的な会話を行いたければ、話をはっきりさせるために適度に「質問」をすることをおすすめします。
適度な質問は、会話を活性化させるカンフル剤になります。
質問をすることで、相手には話に興味があることを伝えることができます。

言葉になったメッセージ、言葉にならないメッセージまで感じ取る。

メッセージには、2種類あります。
「言葉になっているメッセージ」と「言葉にならないメッセージ」です。
言葉になっているメッセージは、一般的に耳で聞き取ります。

口うるさい人へは、聞き手に回ればいい。

よく話す人への対処法は、自分が聞き役になることで解決できます。
仕事上でも、ちょっと苦手だなと思う人が1人はいるものです。
そんな人に限って、よく話す口うるさい人であったりします。

価値観の違う人の話ほど、しっかり話を聞く。

私たちは「この世」という1つの世界に住んでいます。
1つの世界に住んでいながらも、本当に数え切れないくらい「いろいろな種類の人」がいます。
生まれや育ち、考え方や人種など、この世はたった1つであるにもかかわらず、いろいろな種類の人がいるのです。

目には、言葉以上に強い印象がある。

話を聞くときには、しっかり相手の目を見ることが、信用されるためのコツです。
きちんと目を見て会話をすることで、相手には「しっかり話を聞いています」というサインを送れます。
目には、言葉以上に強い印象があります。

何でも「Yes」と答えると信用を失う。
嫌なことは「No」と言える人が信用される。

何でもかんでも「Yes」と答えてしまう「Yesマン」という人がいます。
人から嫌われるのが怖いため、何でもかんでも「はい」と答えてしまう人が「Yesマン」です。
Aさん「これ、手伝ってもらえるかな」。

本を読める人は、人の話も聞ける人。

本を読んでいる人は、聞き上手な人です。
少なくとも人の話をしっかり聞けます。
本を読むことは、話を聞いていることになっているからです。

同じカテゴリーの作品

53:35
© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION