執筆者:水口貴博

本音を聞き出す30の上手な質問法

16

相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。

相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。 | 本音を聞き出す30の上手な質問法

私が留学していたころ、アメリカ人は感謝の仕方が上手だなと思うことがよくありました。

本当にささいなことでも「Thank you.(ありがとう)」は忘れませんし、相手の目を見て笑顔で言ってくれるのです。

そのたびに私も一緒に嬉しくなっていました。

特にアメリカで印象に残っている感謝の方法は「相手の名前を聞く」という感謝の方法でした。

私が成り行きで相手に対して親切に接したとき、喜んでくれて私の名前を聞いてくれるのです。

「What's your name?(あなたの名前を教えて)」

わざわざ聞かれることに驚きもしましたが、嬉しかったのです。

名前を聞くほど、私に感謝していると感じることができ、照れながら「タカヒロ」と答えていたものです。

それからというもの、私も真似をして、嬉しいことをされたときには相手の名前を聞くようにしています。

名前を聞く光景は、日本ではあまり見かけませんが、だからこそこれはとても効果があるお礼の方法なのです。

本音を聞き出す上手な質問法(16)
  • 感謝をするときには、相手の名前を聞く。
プライベートな話は、2人きりのときに聞くのがマナー。

本音を聞き出す30の上手な質問法

  1. 上手に質問ができると、どんどん深い仲になれる。
  2. 初めが肝心。
    簡単に答えられる質問から始める。
  3. 柔らかい質問ほど、本音を出しやすくなる。
  4. 一般的な質問より、個人的な質問のほうが仲良くなれる。
  5. 「仲が悪いんですか」より「仲がいいんですか」と、前向きに尋ねる。
  6. できるだけ具体的な質問をする。
  7. 質問することで、熱意を伝えることができる。
  8. 想像できるように、質問する。
  9. 理解してくれないのは、理解できない人より、説明をしている人が悪い。
  10. 質問の深さが、仲の深さ。
  11. お酒の力を借りると、打ち解けやすくなる。
  12. 1人きりの人に話しかけることで、全体の雰囲気を壊さないようにする。
  13. どんなことでも正解だと思う「心の広さ」を、身につける。
  14. 「何か話して」は禁句。
    プレッシャーを与えると、余計に話せなくなる。
  15. 答えてくれたことには、笑顔で喜ぶ。
  16. 相手の名前を聞くことで、感謝を伝えることができる。
  17. プライベートな話は、2人きりのときに聞くのがマナー。
  18. 論理的な流れより、気持ちの流れで会話するほうが、仲良くなりやすい。
  19. 質問の答えは、1つに限定しないほうがいい。
    限定しないことで、答えられる幅が広がる。
  20. データより、体験談から質問するほうが、面白い。
  21. 相手の隠れた努力を見つけ、それをネタに質問していくのがポイント。
  22. 質問するときには、メモ用紙とペンを持つ。
  23. 答えにくい質問をしない。
  24. 「今」「ここ」で「私」が体験したことを、質問すればいい。
  25. 質問することで、知り合うきっかけを生み出す。
  26. 質問が元気を生み、元気が質問を生む。
  27. 自分から直接聞きにくい質問は、友人の力を借りればいい。
  28. 鋭い質問は、雑談の中で自然と発生する。
  29. 「忙しい」「疲れた」「大変」は、禁句。
  30. コミュニケーションは、宝探し。

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