執筆者:水口貴博

スキンケアに必要な30の美容知識

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原因は必ずしも、1つとは限らない。

原因は必ずしも、1つとは限らない。 | スキンケアに必要な30の美容知識

学校の問題では、1つの問題文につき、答えも1つが基本です。

そうした名残があるためでしょうか。

「肌トラブルの原因を突き止める」

そう聞いたときに思い浮かべる原因の数も「1つ」というイメージがあります。

もちろん原因が1つの場合もありますが、そうでない場合もあります。

たとえば、にきびです。

にきびは、病気です。

何らかの原因があります。

自分の肌に起きたことですから、心当たりを思い浮かべて、原因を探ろうとします。

ただし、にきびとはいえ、さまざまな複数の原因が同時に絡んでいることがあります。

洗顔料の種類、洗顔のタイミング、季節の変化、洗顔方法、睡眠不足、ストレス、食生活の乱れ、ホルモンバランスの乱れ。

どれもにきびの原因になります。

「なかなかにきびが治らない」という人は、いくつかの原因が同時に絡んでいる証拠です。

「睡眠不足が悪いのだろう」「食生活が悪いのだろう」と思い、原因を1つに絞ってしまいがちです。

もし複数の要因が原因なら、1つを解決しても、治りません。

「原因は1つに違いない」という先入観が、問題解決を難航させているのです。

名探偵は、完全に問題がすっきり解決するまで、気を緩めません。

一見、解決したように見えても、不自然な点が残っていれば「実はまだ何かあるのではないか」と考えます。

その発想が大切です。

「原因は1つに違いない」という、先入観はありませんか。

必ずしも原因は1つとは限りません。

「なかなか治らないなあ」と思ったら、トラブルの原因は、いくつかあるのではないかと疑うことが大切です。

スキンケアに必要な美容知識(22)
  • なかなか治らない肌のトラブルは「複数の原因が絡んでいるのではないか」と考え直す。
ビタミンの効果は、毎年リニューアルされるものではない。

スキンケアに必要な30の美容知識

  1. まず身につけるべきは、化粧品より、美容知識。
  2. クレンジングで心がけたい、美の3ステップ。
  3. 化粧水をつけて、すぐ乳液を塗らない。
  4. 乳液のべたつきが苦手な人は、オリーブオイルやホホバオイルがおすすめ。
  5. いい香りがするアロマオイルは、化粧品に含ませてもいいのか。
  6. 乾燥対策とは、水分を与えることではない。
    保湿成分を与えること。
  7. コラーゲンを塗っても、肌のコラーゲンにはならない。
  8. 化粧品に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸のよくある誤解。
  9. 本当のセラミドを使った化粧品の見分け方。
  10. 肌質は、生活習慣によって、変えることができる。
  11. しわができる本当の原因は、乾燥ではなく、コラーゲンの損傷。
  12. しわ対策は「コラーゲン配合」より「レチノール配合」のほうが、効果的。
  13. 「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。
  14. 濡れた髪を自然乾燥させるのは、髪を傷めるもの。
  15. 濡れた髪をくしでとかすから、髪がぱさぱさになる。
  16. 喉の渇きは、体から発する悲鳴である。
  17. 鼻の黒ずみを取るパックにまつわる、私の失敗談。
  18. 寝る時間を削ってまで、半身浴をする必要はない。
  19. 睡眠不足は、犯罪です。
  20. キュウリを使ったパックは、タイミングに気をつける。
  21. 昔から愛用している化粧品でも、ある日、牙をむくことがある。
  22. 原因は必ずしも、1つとは限らない。
  23. ビタミンの効果は、毎年リニューアルされるものではない。
  24. 無駄毛の上手な除毛手順。
  25. 荒れた唇には、蜂蜜とラップを使ったパックが効く。
  26. ノーメイクや薄化粧の人でも、最低限の紫外線対策は必要。
  27. 眠くて目をこすると、茶色のくまができる。
  28. 顔面マッサージのしすぎは、かえって顔のたるみを進行させる。
  29. 就寝がずれるとしても、できるだけ1時間以内に抑える。
  30. どうしても自分で解決できない悩みは、美容皮膚科に頼る選択肢もある。

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