執筆者:水口貴博

スキンケアに必要な30の美容知識

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「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。

「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。 | スキンケアに必要な30の美容知識

「しわなんてどれも同じ」と思っていませんか。

しわには大きく分けて、2種類あります。

「表皮のしわ」と「真皮のしわ」です。

それぞれのしわに違いがありますから、防ぐための対策も異なります。

順に理解していきましょう。

  • 表皮のしわ

表皮のしわとは、表皮に起こる、浅くて小さなしわのことを言います。

無表情のときは目立ちませんが、表情を作ったとき、目や口周りに細かいしわが寄ります。

縮緬皺ちりめんじわ」とも呼ばれます。

主な原因は、乾燥です。

肌の乾燥によって、一時的にできているだけですので、重要なのは保湿です。

ここで保湿を怠っていると、次に紹介する「真皮のしわ」へと悪化します。

  • 真皮のしわ

真皮のしわは、表皮のしわが、さらに悪化したものです。

真皮のしわとは、肌の真皮で起こる、溝の深いしわのことを言います。

原因は、紫外線や乾燥です。

紫外線や乾燥の影響を長期間受け続けると、真皮のコラーゲンやエラスチンが破壊されます。

肌の折り目が元に戻らなくなり、溝の深いしわが刻まれてしまうのです。

真皮のしわが一度刻まれると、簡単には取れなくなります。

肌の土台部分から変形しているため、保湿をしても、大きな効果が見られません。

ピーリングをしたり、レチノール配合の化粧品を使ったりして、コラーゲンの生成を積極的に促す必要があります。

もしくは、美容皮膚科でヒアルロン酸やコラーゲンなどを注射して、目立たなくさせる方法もあります。

こうなる前に、対策を打つことが大切です。

あなたのしわは、どちらですか。

しわの原因の大半は「乾燥」と「紫外線」です。

若いうちは「保湿」と「紫外線対策」だけでいいと言われるのは、このためです。

しっかり保湿をして紫外線を避けていれば、表皮のしわも真皮のしわも、予防することができるのです。

スキンケアに必要な美容知識(13)
  • 「表皮のしわ」と「真皮のしわ」を、区別する。
濡れた髪を自然乾燥させるのは、髪を傷めるもの。

スキンケアに必要な30の美容知識

  1. まず身につけるべきは、化粧品より、美容知識。
  2. クレンジングで心がけたい、美の3ステップ。
  3. 化粧水をつけて、すぐ乳液を塗らない。
  4. 乳液のべたつきが苦手な人は、オリーブオイルやホホバオイルがおすすめ。
  5. いい香りがするアロマオイルは、化粧品に含ませてもいいのか。
  6. 乾燥対策とは、水分を与えることではない。
    保湿成分を与えること。
  7. コラーゲンを塗っても、肌のコラーゲンにはならない。
  8. 化粧品に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸のよくある誤解。
  9. 本当のセラミドを使った化粧品の見分け方。
  10. 肌質は、生活習慣によって、変えることができる。
  11. しわができる本当の原因は、乾燥ではなく、コラーゲンの損傷。
  12. しわ対策は「コラーゲン配合」より「レチノール配合」のほうが、効果的。
  13. 「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。
  14. 濡れた髪を自然乾燥させるのは、髪を傷めるもの。
  15. 濡れた髪をくしでとかすから、髪がぱさぱさになる。
  16. 喉の渇きは、体から発する悲鳴である。
  17. 鼻の黒ずみを取るパックにまつわる、私の失敗談。
  18. 寝る時間を削ってまで、半身浴をする必要はない。
  19. 睡眠不足は、犯罪です。
  20. キュウリを使ったパックは、タイミングに気をつける。
  21. 昔から愛用している化粧品でも、ある日、牙をむくことがある。
  22. 原因は必ずしも、1つとは限らない。
  23. ビタミンの効果は、毎年リニューアルされるものではない。
  24. 無駄毛の上手な除毛手順。
  25. 荒れた唇には、蜂蜜とラップを使ったパックが効く。
  26. ノーメイクや薄化粧の人でも、最低限の紫外線対策は必要。
  27. 眠くて目をこすると、茶色のくまができる。
  28. 顔面マッサージのしすぎは、かえって顔のたるみを進行させる。
  29. 就寝がずれるとしても、できるだけ1時間以内に抑える。
  30. どうしても自分で解決できない悩みは、美容皮膚科に頼る選択肢もある。

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