毎年新しい化粧品が次々と出ていると、美容知識も年々変わったり増えていたりするように思えます。
それは錯覚です。
実際のところ、見た目ほど、大きな変化はありません。
基本的な部分ほど、変化はほとんどありません。
たとえば、ビタミンBやビタミンCの効果は、毎年リニューアルされるものではありません。
技術の進歩によって、まれに新しい効果や副作用などが発見されることもありますが、頻繁ではありません。
ヒアルロン酸やコラーゲンの保湿力も、年々変わるものではありません。
技術の向上によって、浸透力の向上はありますが、数年に1回くらいです。
「美肌に重要なのは保湿と紫外線対策」という知識は、今も昔も変わっていません。
そうした基本的な部分に注目すれば、毎年新発売される化粧品とはいえ、大きな変化がないことに気づきます。
商品名を変えているだけかもしれません。
単に、パッケージのデザインを変えているだけかもしれません。
見るなら、土台になる部分です。
成分名、成分量、技術などです。
成分や技術などが変わっていなければ、効果も変わっていないと考えていいでしょう。
美容の基本知識に着目すれば、流行に振り回されなくなります。
新しいものほど効果があるように思えますが、その感覚は錯覚ではありませんか。
美容成分や技術など、土台となる部分を見て、流行に躍らされないようにしましょう。