執筆者:水口貴博

スキンケアに必要な30の美容知識

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眠くて目をこすると、茶色のくまができる。

眠くて目をこすると、茶色のくまができる。 | スキンケアに必要な30の美容知識

「睡眠不足が続くと、目の下のくまが取れなくなる」

そんな逸話を聞いたことはありませんか。

睡眠不足になると、目の下に青色のくまができますが、できたとしても一時的です。

「取れなくなるなんて、嘘だろう」

単なる脅しに思えますが、あながち嘘ではありません。

医学的にも、あり得る話なのです。

どういうメカニズムなのでしょうか。

問題は「寝不足」そのものより「手の動き」にあります。

たとえば、寝不足のときを思い出しましょう。

「眠いなあ」

眠いとき、どうしますか。

おそらく寝不足は目が重いので、目に手を当てて、こすろうとするのではないでしょうか。

目をこすると、目の周りの血流が増加するので、眠気が緩和されやすくなるのです。

目の下の血液循環がよくなれば、多少は目の下の青色のくまも緩和されることでしょう。

しかし、この何気ない癖がよくないのです。

目の下の皮膚は、薄いのが特徴です。

睡眠不足が続くと、自然と目をこする回数も増えます。

その結果、目の下をこすることで、メラニン色素が増えてしまい、しみになってしまうのです。

これを「摩擦黒皮症」といいます。

きついパンティーをはいていると、腰回りに消えない跡ができる現象と同じです。

強い力で圧迫によって、しみになるのです。

さて、目の下にしみができると、大変です。

しみですから、たとえ寝不足が解消されなくても、消えなくなります。

茶色のくまが、常に目の下にある状態になってしまうのです。

これが「睡眠不足が続くと、目の下のくまが取れなくなる」といわれる理由です。

まず大切なことは、目の下をこすらないことです。

眠くて目をこすりたくなりますが、ぐっと我慢です。

目の下をこすらないためにも、睡眠不足は避けるようにしましょう。

どうしても目をこすりたくなったら、温かいお湯で顔を洗うのが一番です。

温かい温度によって顔全体の血流量が増えるため、眠気が取れて、顔色もよくなるのです。

スキンケアに必要な美容知識(27)
  • 眠くて目をこする癖を、やめる。
顔面マッサージのしすぎは、かえって顔のたるみを進行させる。

スキンケアに必要な30の美容知識

  1. まず身につけるべきは、化粧品より、美容知識。
  2. クレンジングで心がけたい、美の3ステップ。
  3. 化粧水をつけて、すぐ乳液を塗らない。
  4. 乳液のべたつきが苦手な人は、オリーブオイルやホホバオイルがおすすめ。
  5. いい香りがするアロマオイルは、化粧品に含ませてもいいのか。
  6. 乾燥対策とは、水分を与えることではない。
    保湿成分を与えること。
  7. コラーゲンを塗っても、肌のコラーゲンにはならない。
  8. 化粧品に含まれるコラーゲンやヒアルロン酸のよくある誤解。
  9. 本当のセラミドを使った化粧品の見分け方。
  10. 肌質は、生活習慣によって、変えることができる。
  11. しわができる本当の原因は、乾燥ではなく、コラーゲンの損傷。
  12. しわ対策は「コラーゲン配合」より「レチノール配合」のほうが、効果的。
  13. 「表皮のしわ」と「真皮のしわ」の違いと対策。
  14. 濡れた髪を自然乾燥させるのは、髪を傷めるもの。
  15. 濡れた髪をくしでとかすから、髪がぱさぱさになる。
  16. 喉の渇きは、体から発する悲鳴である。
  17. 鼻の黒ずみを取るパックにまつわる、私の失敗談。
  18. 寝る時間を削ってまで、半身浴をする必要はない。
  19. 睡眠不足は、犯罪です。
  20. キュウリを使ったパックは、タイミングに気をつける。
  21. 昔から愛用している化粧品でも、ある日、牙をむくことがある。
  22. 原因は必ずしも、1つとは限らない。
  23. ビタミンの効果は、毎年リニューアルされるものではない。
  24. 無駄毛の上手な除毛手順。
  25. 荒れた唇には、蜂蜜とラップを使ったパックが効く。
  26. ノーメイクや薄化粧の人でも、最低限の紫外線対策は必要。
  27. 眠くて目をこすると、茶色のくまができる。
  28. 顔面マッサージのしすぎは、かえって顔のたるみを進行させる。
  29. 就寝がずれるとしても、できるだけ1時間以内に抑える。
  30. どうしても自分で解決できない悩みは、美容皮膚科に頼る選択肢もある。

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