背中ににきびができると、かゆくて引っかいてしまうことがあります。
引っかくから、にきびがひどくなる。
にきびがひどくなるから余計にかゆくなり、また引っかいてしまうという悪循環です。
いくらかゆいとはいえ、にきびをつぶすのは、NGです。
引っかき傷から雑菌が侵入すると、さらに炎症がひどくなります。
つぶし方によっては、最悪の場合、黒ずみや陥没の跡ができることがあります。
背中ににきび跡ができると、顔以上に、跡が長く残りやすい傾向があるのです。
「かゆくても、かいてはいけない」
これは頭ではわかっていても、簡単に実行できるものではありません。
引っかかないように意識をしても、かゆみがあると、我慢も大変です。
寝ている間に油断して、無意識のうちに引っかいてしまうこともあります。
こうしたとき、どうすればいいのでしょうか。
もし、背中のにきびがひどくてかゆいなら、にきび薬より効果的な薬があります。
かゆみ止めです。
かゆみが抑えられることで、引っかきたくなる衝動がなくなります。
にきびといえば「にきび薬」が定番ですが、状況によります。
もし、かゆみがひどいなら、にきび薬よりかゆみ止めを優先させたほうがいい場合もあります。
ただし、市販のかゆみ止めより、医者からの処方されたかゆみ止めをおすすめします。
すでににきびの状態になっていますから、肌に負担がかからないものを注意して選ぶ必要があります。
皮膚科の医者には、単ににきびの相談だけでなく、かゆみを抑えたいことをきちんと伝えましょう。
かゆみ止め効果のある飲み薬なり、塗り薬なり、適切な処方をしてくれるはずです。