背中は、体の中でも特別な場所です。
背中は、皮脂が出る「皮脂腺」と、汗が出る「汗腺」の両方が多い場所です。
そのうえ、体を洗うときは手が届きにくいので、不潔にもなりやすい。
こうした悪条件が重なるため、背中はにきびができやすいのです。
アクネ菌には、背中は楽園のように感じていることでしょう。
問題は、暑い季節です。
気温が高くなると、汗も出やすくなります。
汗をかいたとき、こまめに拭き取るのは、額だけではありません。
胸や背中も、汗をかけば、こまめに拭き取ることが大切です。
水のような汗も、にきびの原因になります。
かいた汗をそのままにしていると、雑菌が繁殖して汗を出す汗腺が詰まります。
毛穴が詰まったところに皮脂が分泌されると、炎症を起こし、にきびになってしまうのです。
ハンカチやウェットティッシュなどを使って、きれいに拭き取りましょう。
汗をこまめに拭き取ることで、にきびの悪化を抑えることができるのです。
こまめに汗を拭き取るのは、体臭予防と同時に、にきび予防にもなるのです。