顔のにきびは、つぶすと外見からはっきりわかります。
顔のにきびをうっかりつぶしてしまえば、鏡を見たとき「つぶすべきではなかった。これからは控えよう」と後悔します。
顔のにきびは、間違った行いを反省しやすい。
しかし、背中は違います。
背中の様子は、正面の鏡からは見えません。
見えないから、軽い気持ちでつぶしてしまいやすい傾向があります。
そのうえ、つぶしたとしても、正面の鏡で普通に見ただけでは、見えません。
「つぶすべきではなかった」反省しにくいのです。
この「油断」こそ、背中のにきびが治りにくい原因の1つなのです。
こんなとき、ぜひしていただきたい習慣があります。
背中のにきびがあるうちは、毎日、鏡で背中をのぞき込む習慣を作りましょう。
正面の鏡に対して背中を向け、180度ぐるりと振り向いて、背中の様子をじっくり見るのです。
見えにくいかもしれませんが、にきびによって背中の荒れ具合を確かめることができます。
うっかり背中のにきびをつぶしてしまえば、つぶれたにきびによる醜い様子がよくわかるでしょう。
醜い様子を見るのも大切です。
「嫌だ。汚い」と思う分「触れてはいけない。つぶしてはいけない。早く治したい」という気持ちも強くなります。
毎日、鏡で背中をのぞき込む習慣だけでいいのです。
その習慣が、反省する機会になります。
改善へのモチベーションアップにもなります。
油断しやすい自分の行動を、律するよい機会になるのです。