体を洗うとき、心がけていることはありますか。
同じ量のボディーソープで、同じような強さで、体全身に同じ具合で洗うのはよくありません。
単に体中ごしごし洗うのでは、体の一部の肌を傷めてしまうこともあります。
きれいな肌を維持するために、肌の状態に応じて洗い方を調整しましょう。
その目安になるのは「皮脂の分泌量」です。
皮脂は油分ですから、水だけではきれいに落ちてくれません。
皮脂が多いところほど、洗浄剤を使って、しっかり洗う必要があります。
皮脂は多い順番から、頭、顔、背中、胸の順です。
頭はシャンプーで洗い、顔は洗顔料で洗います。
問題は、体を洗うときです。
体を洗うときは、体のパーツごとに、強さや時間を調整しましょう。
体の中でも、背中と胸は、特に皮脂の分泌量が多い部分です。
洗浄剤を浸り続ける時間を考慮して、体を洗うときは、背中や胸から洗い始めます。
しっかり洗浄剤をつけて、きちんと皮脂を落としましょう。
一方、皮脂がほとんど分泌されない背中や胸以外は、洗うときは刺激を小さくしましょう。
優しく滑らせるように軽く洗うだけで十分汚れが落ちます。
洗う時間も短めに抑えます。
場合によっては、ボディーソープはつけず、ぬるま湯で汗をさっと流すだけでも十分です。
このように皮脂の分泌量に応じて、洗い方を調整していきましょう。
皮膚に余分な負担を与えることなく、きれいに洗うことができるのです。