私は普段から、頻繁に銭湯に行っています。
銭湯は、バブルバスが基本です。
泡があると、豊かな気分になれますし、気持ちいいですよね。
泡がはじけたときにできる、たっぷりのマイナスイオンで、リラックスできます。
勢いよくバスタブの側面から吹き出す泡。
そんな銭湯では、泡でマッサージを楽しんでいる年配者を見かけることがあります。
泡が吹き出す部分に背中や肩を押し付けて、マッサージ機の代わりにしているようです。
なかなかいいアイデアだなと思うのですが、実際はどうでしょうか。
気持ちよさそうにしているのですが、問題は、泡のマッサージが終わった後です。
泡を押し付けた背中や肩の部分が、真っ赤になっているではありませんか。
腫れ物でもできたかのようです。
たしかに泡そのものは、刃物ではありませんし、安全ではあります。
しかし、勢いよく吹き出す泡に体の一部分だけ長時間当たり続けていると、皮膚に負担がかかります。
角質が取れて、肌のバリアー機能が低下して、乾燥しやすくなるのです。
気持ちのいい泡ではありますが、そもそもバブルバスの泡は、マッサージのために作られたものではありません。
マッサージをするなら、マッサージの専用器具を使うのが一番です。
安全と思える泡ですが、使い方を誤れば、肌を傷めることもありうるのです。