食器洗いやトイレ掃除など、水仕事をしていると、手が荒れてくることがあります。
食器洗い用洗剤は油を落とす力が強いため、たびたび手に触れていると、手の保湿成分まで落としてしまいます。
次第に手からみずみずしさが失われ、かさついてくるのです。
ひどい場合になると、手の皮がむけたり、血が出たりすることもあるほどです。
こうしたときに、多くの人が誤解しやすいパターンがあります。
手が荒れて最初に浮かぶのは、ハンドクリームではないでしょうか。
たしかにハンドクリームは、手の荒れを予防したり治したりするのに効果的です。
しかし、主婦のように毎日何度も食器を洗う機会が多い場合、ハンドクリームでは間に合わないことがあります。
水仕事をするたびに、せっかく塗ったハンドクリームも洗い落ちてしまいます。
本当に手が荒れていると、ハンドクリームすら手に染みて、痛いです。
ハンドクリームによる効果はあるものの、ある程度悪化してからでは、なかなか思うように治らないのが現実です。
では、どうすればいいのでしょうか。
手の悪化を防ぐには、ハンドクリームより、ゴム手袋が有効です。
手荒れを根本的に治すなら、手に直接、水や洗剤が触れさせないようにするのが一番大切です。
しっかりゴムで手を保護することで、手が自然回復するのを待つのです。
ゴム手袋はしばらく使っていると、手から出る汗で蒸れてしまい、雑菌が繁殖しやすくなります。
定期的にゴム手袋の中を洗うか、使い捨てのゴム手袋などを使用して、ゴム手袋の中も清潔な状態を維持しましょう。