執筆者:水口貴博

テーブルマナーのすすめ

4

テーブルマナーの意味を、最初から求めない。結果には、タイムラグがある。

テーブルマナーの意味を、最初から求めない。結果には、タイムラグがある。 | テーブルマナーのすすめ

「なぜこんなルールがあるの。何のためにあるの。面倒だ」

テーブルマナーについて、最初から「意味がない。面倒くさいだけ」と、けちをつける人がいます。

たしかにテーブルマナーを知らなくても、食事をすることはできます。

適当な使い方でも、食べようと思えば食べられる。

できることなら、楽な方法で食事をしたい。

しかし、テーブルマナーの意味を、最初から求めないでほしいのです。

テーブルマナーの素晴らしさは、最初の段階で理解できません。

身につけていないのに、どう素晴らしさを理解できるのでしょうか。

「最初は、まったく意味が理解できない」

あらゆる勉強は、そういうものです。

学校で歴史の重要性は、学んでいるとき「何の意味があるの?」と思います。

しかし、社会人になってから重要性に気づきます。

日々、テレビやニュースで流れる事件は「歴史の延長」もしくは「歴史の繰り返し」である、と気づくのです。

すると、現代社会をもっと知るために、過去を学びたくなる。

同じ過ちを繰り返さないために、歴史を参考にしたくなる。

歴史は勉強してから、意味がわかります。

意味がわかると、もっと学びたくなる、というサイクルです。

マナーの勉強も、最初は愚直に学びます。

しばらくすれば「ああ。なるほど」と、察する瞬間があるはずです。

意味は後からわかります。

学んでいくにつれて視野が広がり、意味が感じられるようになります。

テーブルマナーを身につけた効果は、タイムラグがあるのです。

テーブルマナーのすすめ(4)
  • 愚直に、マナーを学ぶ。
給仕やソムリエに、嫌われる客と好かれる客の特徴。

テーブルマナーのすすめ

  1. かっこいい人を見た経験が、私の意識を一変させた。
  2. レストランでの口説き率は、異常に高い。
  3. フォーマルなレストランで、頼りがいのある男性に見られる方法。
  4. テーブルマナーの意味を、最初から求めない。
    結果には、タイムラグがある。
  5. 給仕やソムリエに、嫌われる客と好かれる客の特徴。
  6. ルールはルール。
    面倒なことを嫌がらない人が、かっこいい。
  7. 「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠。
  8. どんなに面倒なマナーも慣れてしまえば、なんともない。
  9. 「落ち着け! 落ち着け!」と思うほど、余計に焦ってしまうのが人間。
  10. 下心のためのおごりは、好かれるどころか、むしろ嫌われる。
  11. 「楽な食べ方」を中心に考えるなら、野生動物と変わらない。
  12. テーブルマナーで差をつけろ。
  13. テーブルマナーとは、日常生活をちょっと上品に変える魔法である。
  14. 知識は盗まれない。
    体で覚えたことは、忘れもしない。
    テーブルマナーは、一生涯の財産になる。
  15. あなたのマナーは、3世代続く。
  16. クレームを言った後は、再訪問するのがマナー。
  17. 給仕にとって「おいしい」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  18. テーブルマナーは、推理ゲームとして考えると面白い。
  19. マナーはスポーツと同じ。
    まず頭で覚え、最後は体で覚える。
  20. テーブルマナーで、相手のことがわかってしまう。
  21. あらを指摘して通のふりをするのが、一番かっこ悪い。
  22. 頭にくるクレームほど、小さな声で伝えるのがマナー。
  23. テーブルマナーを知っていると、いつの間にか可能性が広げられる。
  24. あなたのマナーが、相手を幸せにさせる。
  25. 他国の食事マナーの習得は、異文化を学ぶことに匹敵する。
  26. 時代とともに変化する「かっこいい」より、変わらない「かっこいい」。
  27. 外見に恵まれない人は、テーブルマナーで一発逆転のチャンスを狙え。
  28. 魚料理に対する苦手意識の大半は、ほかとは違い、練習しだいで克服できるもの。
  29. レストランの堅苦しい場所を使って、真面目な気持ちを伝える。
  30. 食事をサーブする側を経験すると、マナーの大切さを痛切に感じる。

同じカテゴリーの作品

2:13

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION