執筆者:水口貴博

ワインの味わいを楽しむ30の方法

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フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。

フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。 | ワインの味わいを楽しむ30の方法

「フレンチ・パラドックス」という、不思議な話があります。

一般的に、動物性脂肪の多い食事を食べた後は、血液中の脂肪分が多い状態になります。

一時的ならいいのですが、長期間放置しておくと、血管の壁に脂肪分などがこびりつき、詰まりやすくなります。

その結果、心疾患を引き起こしやすくなります。

フランスはお国柄、動物性の食事を口にすることが多い国です。

日常生活で、肉・チーズ・バターなど動物性の食事が頻繁に登場します。

フランスは他国より、心疾患の患者が多いはず。

ところがです。

調べたところ、まったく逆の結果が出ました。

多いどころか、むしろ少なかったのです。

「なぜ?」

まったく逆の調査結果に、世界中が驚いたことがありました。

普通には考えられないことです。

これを「フレンチ・パラドックス」と呼ばれます。

専門の調査団が、さまざまな方面から調べた結果「フランス人は毎日赤ワインを飲んでいるからだ」という結論に至りました。

フランス人は、お国柄、動物性の食事を口にする機会が多いのですが、ワインを口にする機会も多い国です。

ワインの中でも特に赤ワインには「ポリフェノール」という抗酸化物質が大量に含まれています。

このポリフェノールという物質は、さまざまな病気を誘発する活性化酸素の生成を抑えるということがわかってきたのです。

この影響によって、ポリフェノールが一躍有名になり、世界中でワインが急に売れた事態が起こりました。

ただし、いくら健康に効果があるとはいえ、度が過ぎると体を壊します。

あくまで「適量」の赤ワインを「習慣的」に飲むことが、ポイントです。

ワインの味わいを楽しむ方法(13)
  • 適量の赤ワインを飲んで、健康維持に役立てる。
ワインとの出合いは、一期一会。

ワインの味わいを楽しむ30の方法

  1. ワインは、眺めるところから始まる。
  2. ワインのなじみを作る最初の第一歩。
  3. まずいのではない。
    たまたま口に合わないワインだっただけ。
  4. なぜ、ワインの価格は幅が大きいのか。
  5. 初心者は、白赤共通の万能ワイングラスがおすすめ。
  6. ワインは、コルクを開けた瞬間から、どんどん味が変わっていく。
  7. ワインのオーダー時に、ソムリエから言われた「デキャンタージュ」とは。
  8. 「ワインを開かせる」の意味とは。
  9. テイスティングで異臭を感じれば「ブショネ」が原因かもしれない。
  10. 相手の誕生日と同じ年に作られたワインを贈ると喜ばれる。
  11. ワインの試飲会を見逃すな。
  12. 飲んだ瞬間の味だけで、ワインのすべてを評価しようとしない。
  13. フレンチ・パラドックスによって明らかになった、ワインの効果。
  14. ワインとの出合いは、一期一会。
  15. スクリュー・キャップだから、安物とは限らない。
  16. ワインを飲んで、悪い酔いしない方法。
  17. ワインパーティーで、手軽にワインを楽しめる。
  18. ワインをおいしく飲むための適温の目安。
  19. 室温でワインを保存できる日数とは。
  20. ワインを飲んで太ることはない。
    太る直接の原因は、おつまみだ。
  21. ワインセラーがあるとはいえ、いつまでも保存できるわけではない。
  22. ワイングラスは、ささいなことですぐ割れる。
  23. いかに安く、いかにおいしいワインを見つけるか。
    これが面白い。
  24. いきなり高価なワインに手を出しても、理解できない。
  25. ワインの上級者の不思議な表現は、深い親しみがある証拠。
  26. おいしいワインに対しては、素直に「おいしい」と言えばいい。
  27. 必ずしも、ワインの価格と味が比例しているとは限らない理由。
  28. ワインに和食を組み合わせて、新しい味を発見する。
  29. ワインの陳列方法の違いに見られる、ある特別な事情。
  30. 酒屋の店長と仲良くなっておかないのは、大きな損失と言っても過言ではない。

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