執筆者:水口貴博

子どもがすくすく育つ30の言葉

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「勉強するときは勉強する。遊ぶときは遊ぶ」

「勉強するときは勉強する。遊ぶときは遊ぶ」 | 子どもがすくすく育つ30の言葉

私が小学生だった、ある日のことです。

「テレビを見ていると楽しく勉強できるのではないか」と、ふと思いつきました。

面白いバラエティー番組があり、気になっていたので、台所でテレビを見ながら勉強していました。

テレビを見ては笑い、わずかな隙に勉強をしていたときです。

母が怒りました。

「勉強をするときは勉強をしなさい」といい、テレビをやめるよう促しました。

しぶしぶテレビを消して、勉強をしたことを覚えています。

逆のこともありました。

家族で旅行に行くときに、勉強に必要な本を持っていくと「家族旅行のときくらいは勉強のことは忘れなさい」と言います。

遊ぶことに積極的にお金を使おうとし、もっと遊ぶように促します。

そういう母は、日頃から「勉強するときは勉強する。遊ぶときは遊ぶ」と言っていました。

母の口癖です。

今になって思えば、母は子どもには集中することの大切さを教えようとしていました。

勉強するときには勉強に集中する。

遊ぶときには精いっぱいに遊ぶ。

これが極端であるほどいい。

集中ができている証拠だからです。

テレビを見ながら勉強では、休憩なのか勉強なのかわかりません。

やるときには一点に集中すること。

何事も中途半端ではうまくいかないということです。

「勉強するときは勉強する。遊ぶときは遊ぶ」は、子どもの成長に集中の大切さを教えるキーフレーズです。

何事もメリハリをつけたほうが結果は出やすい、と伝える言葉なのです。

子どもがすくすく育つ言葉(24)
  • 勉強と遊びのメリハリを、教える。
「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」

子どもがすくすく育つ30の言葉

  1. 「自分の好きな道を選びなさい」
  2. 「自分がされたら、どんな気持ちになる?」
  3. 「まず簡単なことから始めましょう」
  4. 「簡単だよ」
  5. 「よく頑張ったね。
    偉い!」
  6. 「後悔しない生き方をしなさい」
  7. 「(失敗したとき)いい経験をしたね」
  8. 「失敗してもいいから、全力を尽くしなさい」
  9. 「自分のことは自分でしなさい」
  10. 「愛しているよ」
  11. 「お父さんはすごいね」「お母さんはすごいね」
  12. 「いい子だね」
  13. 「人は人。
    自分は自分」
  14. 「あなたの話を聞かせて」
  15. 「それからどうなったの」
  16. 「自信がないときほど、胸を張りなさい」
  17. 子どもの名前をきちんと呼ぶ。
  18. 「将来は何がしたい?」
  19. 「よく我慢したね。
    偉い!」
  20. 「お礼を言われると、気持ちいいね」
  21. 「初めからうまくできる人はいない」
  22. 「たまには休憩もしなさい」
  23. 「もったいない」
  24. 「勉強するときは勉強する。
    遊ぶときは遊ぶ」
  25. 「楽しいね」「嬉しいね」「面白いね」
  26. 「なぜそんなことをするの」
  27. 「もう少しでうまくいくね」
  28. 「やればできる」
  29. 「はきはき話をしましょう」
  30. 「お誕生日、おめでとう」

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