私が小学4年のとき、水口家にパソコンが登場しました。
父の仕事でパソコンが必要になったことがきっかけです。
なんと当時は50万円ほどした「PC9801」というタイプのパソコンです。
父は仕事に使っていましたが、時間があるときにはゲーム機として使わせてくれました。
パソコンには、ゲームソフトが付属でついていました。
父は、よくパソコンを使って遊びを教えてくれました。
パソコンゲームがうまくなるためには、キーボードを早く打たなければなりません。
その結果、知らぬ間にタイピングの勉強をしていました。
必死にキーボードの配置を覚え、1秒でも速く打てるように慣れていきました。
中学生になったある日のことです。
パソコンゲームというのは「プログラム言語」によってできていることを知ります。
当時私が手をつけたのは「BASIC」という簡易プログラム言語でした。
比較的、わかりやすいプログラミング言語だったので、自分も少し挑戦してみようかなと思い、ゲームを作りました。
本当に初歩的なロールプレーイングゲームを作ったこともありました。
その後、時は経ち、20歳の誕生日のことです。
父から誕生日プレゼントとして、30万円ほどのノートパソコンを買ってもらいました。
OSは、Windows98。
当時としては高性能のノートパソコンを買ってもらいました。
自分専用のパソコンを手に入れてから、一気に勉強が加速しました。
インターネットという技術を知ります。
ホームページを作るHTMLを覚えます。
まだ学生でしたが、サーバーを立てて、独自ドメインを取得して、自分のウェブページを一般公開するようになりました。
それが今、あなたの目の前にある、HAPPY LIFESTYLEです。
これらすべての始まりは「面白い」です。
面白いがきっかけで追求が始まりました。
磁石から始まった興味は、次第に膨らみ、機械の分解・タイピング・コンピュータープログラミングへと発展です。
HTMLというホームページを作成する言語を学び、自宅にサーバーを立ててしまうようになりました。
もし、これらのことを「勉強をしろ」と言われていたなら、現在の私はなかったはずです。
父から「機械の勉強をしろ」と強制されなかったからこそ、自分から勉強しようとする気持ちが大きくなったのかもしれません。
当時の私は、勉強とは思わず、単に遊んでいる感覚でした。
遊びのつもりでしたが結果として勉強になっていた。
まんまと父のうまい教育に乗せられた結果、今の自分がいるような気がします。
勉強の入り口は、遊びでいい。
むしろ遊びのほうが長続きしますし、一生懸命になれます。
まず、楽しさから教えます。
楽しさがわかるから、勉強も好きになります。
「遊んでいたら、勉強だった」
この繰り返しです。
どんな遊びも、突き詰めれば、勉強なのです。